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- 金原ひとみ
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価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2024年12月発売】
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[BOOKデータベースより]
現代文学の最前線で活躍する女性作家たち―山本文緒・絲山秋子・津村記久子・笙野頼子・多和田葉子・松浦理英子・金原ひとみ・鹿島田真希・姫野カオルコの小説を、結婚制度とそれにまつわる社会状況を照合しながら多角的に考察する。労働・異性愛主義・生殖という三つの観点から、現代日本の「結婚」が、その時代におけるジェンダーの身体化や主体の自己認知とどのように相関しているかを探る。また、複数領域におよぶ理論と豊富な注釈を加えることで、個人のライフコースへ介入する様々な“結節点”が存在する状況を再接合し、「結婚」に関する秩序を照射した。このように「結婚」の自明性を解体すると同時に、社会的な諸条件と制約から芽生える意思と利害によって、人間がどのような主体と親密性を築き得るかという問いを、本書は文学作品を読解することの可能性のなかで発展させたものである。
第1部 結婚の境界線を探ること(労働と結婚を繋ぐもの―山本文緒・絲山秋子の女性表象から;暴力からの脱出/他者への接近―津村記久子「地下鉄の叙事詩」論)
[日販商品データベースより]第2部 異性愛主義の延命(結婚をめぐる争い―笙野頼子『説教師カニバットと百人の危ない美女』論;教化される感覚―多和田葉子「犬婿入り」論;包囲される/衝突する女性同性愛―松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』における欲望と関係性)
第3部 選択肢としての結婚/まとわりつく結婚(親族関係という「蜘蛛の巣」―金原ひとみ作品の二人組と結婚;「不幸」な結婚が意味するもの―鹿島田真希「冥土めぐり」論;「家族」を作らないという選択―姫野カオルコの介護作品を中心に)
1980年代から現在に至るまで活躍する女性作家たちの小説を、結婚制度とそれにまつわる社会状況を照合しながら多角的に考察する。