- 言葉から社会を考える
-
この時代に〈他者〉とどう向き合うか
白水Uブックス/人文知への扉 Uh007
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2026年06月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784560680070
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[BOOKデータベースより]
世界が流動性を増すなか、何に眼を向け、いかに学ぶべきか。本書では明治以来、日本における外国語教育をリードし、27言語を擁する東京外国語大学の全面協力のもと、文化や社会の成り立ちを「言葉」から考えなおす。浮かび上がってくるのは歴史、宗教、政治、経済など多岐にわたり、我々に〈多様性〉についての再考を迫る。〈外国語〉と国家、個人の関わりについて討議した座談会「言語と文化の多様性を生きる」を収録。
1 その眼差しは誰のものなのか?(小さいわりには複雑;バンドゥン今昔、そして…;ローザかローサか?;移民と若者言葉;人と世界;日々の想いをうたう;シベリアで見つけた痕跡;映画に見る方言の復権;時間と自然の彼方に)
[日販商品データベースより]2 わたしの声はわたしのものなのか?(識字率から考える;〈帝国〉という幻想;聞く、話す、そしてその先へ;多様性がもたらす豊かさ;英語格差を生きる;ベトナムの「存在」論;語彙は歴史を物語る;殉教者たちの橋;世界は見えるか)
3 いかに彼らと生きるのか?(越境する;多極化・多元化するルゾフォニア;やさしい日本語;『君の記憶』の記憶;同じ世界の異なる見方;変わるものと変わらないもの;受容する伝統;母語の誉れ、そのわけは…;民族文字の復興)
あらゆるものが国境を越えて移動する今日、未知なるもの、異質なものとの遭遇は避けられない。それは時に幸せな出会いとなり、時に恐ろしい衝突や摩擦を生んできた。言語を取り巻く視線は、どこに立脚しているのか? 英語や地域共通語と母語の狭間で、日常の言葉はどう語られるのか? 社会的優位性をもたない言語をいかに保持するのか?
本書では明治以来、日本における外国語教育をリードし、27言語を擁する東京外国語大学の全面協力のもと、文化や社会の成り立ちを「言葉」から考えなおす。その試みは、言葉を礎にしてグローバリズムの偏重にあらがう第一歩であると同時に、世界諸地域の言語・文化・社会を自在に横断する旅への誘いでもある。
異なる言葉を話す人々を知り、理解し、受け止めることを通して、自己を相対化していく27言語の旅。その先には、新たな価値観や柔軟な発想をもった「もう一人の自分」との出会いが待っている。