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漱石作品を辿る糸は、蜘蛛の糸に例えるならば、漱石を中心とした門下生や影響を受けた作家たちの縦糸と、漱石と同時代の作家など関連する横糸の2系統に分けられる。これまでの漱石研究はこの縦糸が中心だったように思われる。
最近、横糸として、漱石の小説作品に直接関りがないと思われていた幸田露伴や樋口一葉など諸氏の作品が、漱石に大きな影響を与えていることがわかった。
寺田寅彦の随筆「科学と文学」のなかに、「ほとんどあらゆる種類の文学諸相は皆それぞれ異なる形における実験だと見られなくはない」と書かれている。本書も思考実験の一つと考えていただきたい。(筆者あとがきより)
■目次
第1部 漱石と露伴・一葉
第1章 漱石と露伴
第2章 橋本治と柳田泉の論説
第3章 漱石作品中の在野文学者
第4章 漱石と一葉
第2部 漱石と鴎外・四迷・啄木
第1章 漱石と鴎外からみた官と民
第2章 漱石と四迷・啄木
第3部 漱石と寅彦
第1章『吾輩は猫である』に秘められた謎
第2章『三四郎』に秘められた謎
第3章『三四郎』と『それから』の不連続線
第4章 漱石と寅彦の俳句
第5章 漱石と探偵小説
第6章 語学からみる「漱石と弟子たちの相関関係」
第4部 漱石論雑編
第1章 小説隠遁ノ術
第2章『明暗』に秘められた謎
第3章『草枕』に秘められた謎
第4章 登場人物のネーミング考
第5章 漱石作品とポンチ画
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