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文春文庫
文藝春秋 井原忠政
点
信之のために生きる男は、親の仇を前に何を選ぶのか。関ケ原から3年。徳川の世を生き抜く真田信之。一方、父・昌幸と弟・信繁は、いまだ九度山で流人として暮らしていた。敵味方に分かれたからといって、親子でも兄弟でもなくなるわけではない。その複雑な関係の間を行き来するのが、鈴木右近(すずき・うこん)だった。信之が表立って担いにくい仕事を引き受け、その思いを支える。右近は少しずつ、信之にとって特別な家臣になっていく。だが右近自身にも、少年の頃から決して消えることのなかった思いがある。両親の仇・中山九兵衛(なかやま・きゅうべえ)を討つ。やがて九兵衛へつながる手がかりを得た右近は、その行方を追い始める。ところが、長年抱え続けてきた「仇討ち」という思いは、右近自身が想像もしなかった形で揺さぶられていく。親を思うこと。主君を思うこと。仇を憎むこと。どれも、正しさだけでは割り切れない。信之のために働き、親の仇を追ってきた男は、何を憎み、誰を守るのか。のちに信之から、ただ一人殉死を認められる家臣・鈴木右近。その「純情」が大きく揺れる、シリーズ第4弾。
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[日販商品データベースより]
信之のために生きる男は、親の仇を前に何を選ぶのか。
関ケ原から3年。
徳川の世を生き抜く真田信之。
一方、父・昌幸と弟・信繁は、いまだ九度山で流人として暮らしていた。
敵味方に分かれたからといって、親子でも兄弟でもなくなるわけではない。
その複雑な関係の間を行き来するのが、鈴木右近(すずき・うこん)だった。
信之が表立って担いにくい仕事を引き受け、その思いを支える。
右近は少しずつ、信之にとって特別な家臣になっていく。
だが右近自身にも、少年の頃から決して消えることのなかった思いがある。
両親の仇・中山九兵衛(なかやま・きゅうべえ)を討つ。
やがて九兵衛へつながる手がかりを得た右近は、その行方を追い始める。
ところが、長年抱え続けてきた「仇討ち」という思いは、右近自身が想像もしなかった形で揺さぶられていく。
親を思うこと。
主君を思うこと。
仇を憎むこと。
どれも、正しさだけでは割り切れない。
信之のために働き、親の仇を追ってきた男は、何を憎み、誰を守るのか。
のちに信之から、ただ一人殉死を認められる家臣・鈴木右近。
その「純情」が大きく揺れる、シリーズ第4弾。