- かすがい食堂夢のゆくさき
-
- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2023年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094072471
[BOOKデータベースより]
祖母から駄菓子屋かすがいを引き継いだ春日井楓子が、店の奥で子ども食堂を始めて約二年が経った。事情のある子どもたちを相手に、週に二回一食二〇〇円。買い物も調理も一緒に行い、みんなで食卓を囲む一風変わった食堂だ。ある日、同じ商店街を利用する高校生・三千香が「ヤングケアラー」だと確信した楓子は、「うちに食べにこない?」と誘う。一度は断ったものの参加した彼女は、いいことをしている気分に浸っているだけじゃないのかと断じた。楓子の「お節介」は届くのか!?社会を繋ぐ下町の「子ども食堂」シリーズ第三弾。
[日販商品データベースより]この食堂のお節介は温かくておいしい!
映像業界を離れた春日井楓子が、祖母から駄菓子屋かすがいを引き継ぎ、その店の奥で子ども食堂を始めて約2年が経った。事情を抱える子どもを対象に、1回200円で週に2回。買い物も調理も一緒に行い、みんなで食卓を囲む一風変わった子ども食堂だ。
ある日、なじみの商店街の店員から、毎日家の料理を作っているという少女の話を聞いた。「感心な子」だと言う。ヤングケアラーを疑った楓子が本人に尋ねると、怪我を負った母親の世話と家の家事を一人でしていると答えた。楓子は子ども食堂に来ないかと誘うが、けんもほろろに断られてしまう。〈第一話 少女とつなぎとハンバーグ〉
料理系の人気ユーチューバー・ナツミが見せた本音とは。〈第二話 はじけるにんじんしりしり〉
かすがい食堂の食卓に安楽椅子探偵が現れる!?〈第三話 食卓推理「黄泉がえる母親」〉
自分を犠牲にして家事に専念する女子高生・三千香とその弟・璃久に、お節介気質の楓子の思いは届くのか。〈第四話 夢のゆくさき、絆のかたち〉
社会を繋ぐ下町の子ども食堂物語、人気シリーズ最新刊。
【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に「王様のブランチ」ブックコーナーで取り上げられ、忽ち大重版となった「かすがい食堂」シリーズの第3作。いじめや貧困など子どもをめぐる問題を扱った第1作、多様性(ダイバーシティ)と差別に切り込んだ第2作に続き、第3作は「ヤングケアラー」の少女を描きます。解説は、作家の深沢潮さん。シリーズを通して著者が伝えようとするメッセージに深い共感を寄せています。
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