[BOOKデータベースより]
にんげんとともだちになりたい、こころのやさしいあかおに。でも、なかなかうまくいきません。すると、なかまのあおおにがやってきて、あかおににあるていあんをしますが…。発表から80年たったいまも愛されつづける心やさしいおにたちの友情を描いた、不朽の名作。
[日販商品データベースより]みかえりのない友情の尊さを教えてくれる、心やさしい鬼たちを描いた、「ないた赤おに」。発表から80年立った今も、多くのひとに読み継がれています。
作者・浜田廣介さんが生誕120年を迎えることを記念し、再編集をほどこし単行本として復刊。〃鬼〃をテーマとした作品を、ライフワークとして数多く手がける野村たかあきさんの絵とともに、名作がよみがえります。
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マカロン
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本当の友達
本当の友達というのはどんな存在なのか考えさせられます。
青おにのはからいで、人間たちとなかよくなれた赤おにでしたが、ひとつ気がかりなことが……。みかえりのない友情の尊さを伝える名作 みかえりのない友情の尊さを教えてくれる、心やさしい鬼たちを描いた、「ないた赤おに」。発表から80年立った今も、多くのひとに読み継がれています。
作者・浜田廣介さんが生誕120年を迎えることを記念し、再編集をほどこし単行本として復刊。〃鬼〃をテーマとした作品を、ライフワークとして数多く手がける野村たかあきさんの絵とともに、名作がよみがえります。
「ココロノヤサシイ オニノ ウチデス。ドナタデモ オイデクダサイ。オイシイオカシガ ゴザイマス。オチャモワカシテ ゴザイマス。」鬼に生まれたけれど、できるだけ良いことをしたい。人間たちの仲間になって、仲良くくらしていきたい。いつもそう願って暮らす心の優しい赤おに。でも警戒心の強い人間たちにはなかなか受け入れてはもらえません。だって彼は赤おに、なのですから。「そんなことなら、わけないよ。こうすりゃかんたんさ。」自暴自棄になっている赤おにの姿を見て、親友である青おには、ある提案をするのです・・・。「日本のアンデルセン」といわれる浜田廣介の、友情をテーマにした不朽の名作。その絵を野村たかあきさんが木版画で描いた本作品は、20年の時を経て今回新たに編集されよみがえった一冊です。鬼をテーマにした作品を数多く手がけられてきたという野村さん。昔話らしい大胆で力強い筆致の中でも、鬼たちの表情は純真で優しく、時に切なく描かれています。繊細に掘られた瞳に映る、青おにの友に対する気づかい、赤おにの揺れる心。何度も読んだお話のはずなのに、二人の友情がたどり着くその結末には、やっぱり胸がキュッと締め付けられるのです。さまざまな画家さんによって描かれている「泣いた赤おに」、どの作品にもそれぞれの魅力があることでしょう。この作品には、赤おにの涙は登場しません。でも赤おにの泣き声は確かに、聞こえてきます。友との友情を通して得ることができた人間との交流。引き換えに失ってしまった友の存在。思いを抑えきれずにすすり泣く赤おにの背中は、きっと読む人の心に深く刻まれることでしょう。
(絵本ナビ編集部 竹原雅子)
このお話は、いろんな作家さんが絵を描いています。
それぞれに個性があって、同じお話でもまた違った味わいがあるので、読み比べるのも楽しいです。
野村たかあきさんの絵は、「かえるのどびん」や「おばあちゃんのシリーズ」で馴染みがあるので、とても読みやすかったです。
知っているお話なのに、何度読んでもじーんとしてしまうのは、昔話のすごいところですね。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子14歳、女の子11歳、男の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】