- Newton (ニュートン) 2020年 01月号
-
月刊 ニュートンプレス
- 価格
- 1,089円(本体990円+税)
- 発売日
- 2019年11月26日
- 判型
- A4変
- JAN
- 4910070470107
- 雑誌コード
- 07047-01
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- Newton (ニュートン) 2026年 06月号
-
価格:1,190円(本体1,082円+税)
【2026年04月24日発売】





















高校の数学では,中学では学ばなかった,奇妙な数が登場します。それが「虚数」です。虚数の何が奇妙なのでしょうか? 虚数とは,「2乗するとマイナスになる数」のことです。プラスの数の2乗(プラス×プラス)はプラスです。マイナスの数の2乗(マイナス×マイナス)もプラスです。つまり,プラスの数もマイナスの数も,2乗すれば必ずプラスの数になるのです。ゼロを2乗してもゼロですから,マイナスにはなりません。したがって,「2乗するとマイナスになる数」など,どこにも見当たらないように思えます。これほど奇妙な数であるにもかかわらず,なぜ高校では虚数を教わるのでしょうか。それは,数学において,虚数がきわめて重要な役割を果たしているからです。実は,虚数がなければ,数の世界は不完全なままになってしまうのです。ミクロの世界を解き明かす「量子力学」においても,虚数はなくてはならない存在です。虚数がなければ,電子1個のふるまいすら,正しく知ることができないのです。実用化に向けた研究が急速に進んでいる「量子コンピューター」も,虚数がなければ生まれなかったといってよいでしょう。1月号のNewton Specialでは,虚数の奇妙さと,その重要性を,やさしく解説します。