- 昭和40年男 2026年 10月号
-
- 価格
- 1,480円(本体1,345円+税)
- 発売日
- 2026年09月11日
- 判型
- A4変
- JAN
- 4912147951069
- 雑誌コード
- 14795-10
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消えた昭和の常識 Vol.2 小学生(ボーイズ)ライフ編―俺たちの国語算数理科社会−昭和46年(1971)、学習指導要領が昭和36年(1961)以来10年ぶりに学習指導要綱が改訂された。この学習指導要綱は「現代化カリキュラム」と呼ばれる濃密なもので、アメリカで巻き起こったソ連との人口衛星競争から科学技術発展が急務とする「教育内容の現代化運動」、つまり小中学校から高度な教育を行おうとする意図の影響が色濃く反映されたものだった。もちろんそれに対する反対意見もあり、授業が速すぎるなどの批判が聞かれた。明治5年に学制導入され、国民皆学が義務化されてからは、学習に関しての知能格差や経済格差はなく、小学生の学習環境はおしなべて同レベルになっていたのだが、これにより、徐々に格差が顕在化してきた。昭和40年男はまさにこのカリキュラムの施行当初に小学校教育を受けた世代(72年入学)だ。とはいえ、学習塾に通う生徒はクラスでわずか。多くの子どもたちは友達に会うために学校に通い続けた。あれから半世紀以上の時間が経ったいま、我々はどういう小学校生活を送り、どのような勉強をしていたのかを振り返ってみたい。勉強のほかにどんなことをやっていたのか。どんな校舎に通っていたのか。どんな文具を使っていたのか。その思い出は濃密である。“濃ければ濃いほどいい”という概念を還暦になっても持ち続ける思考の礎には小学校時代に受けたこの時代の教育があるのではないか。そんな仮定を複数の視点から検証しながら、何を見ても何を聞いても新鮮だったランドセルを背負ったあの頃に戻ってみたい。