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読書日記

今月の作品

人生相談。
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著者関連商品

鸚鵡楼の惨劇
1991年、バブル期の西新宿。人気エッセイストの蜂塚沙保里は、名声と、超高級マンションでのセレブライフを手に入れた。でも…。大ベストセラー「殺人鬼フジコの衝動」を超える戦慄のミステリー。
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殺人鬼フジコの衝動
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた11歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。
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2014年 6月号
真梨幸子
2014年冬期、呟き(ツイート)総括

1月16日

白状します。漫画とテレビで育った私は、実は小説はあまり読んできませんでした。作文も苦手で、だから小説家なんて自分から一番遠い職業でした。でも、百科事典や図鑑を読むのは大好きで、小学校に上がるときに親が押し売りされた子供用の百科事典12巻を、毎日のように繰り返し読んでいました。今も、おもしろい図鑑なんかを見つけると、値段も見ずに買ってしまいます。特にお気に入りが、『パリ歴史地図』(東京書籍)と『図解 貴婦人のドレスデザイン 1730〜 1930 年』(マール社)です。今日もその2冊をぱらぱら捲って、気分をストレッチしています。

1月17日

闇金ウシジマくん」(真鍋昌平 小学館)をとりあえず1巻から10巻まで大人買い。

1月20日

「闇金ウシジマくん」が届きました。早速かぶりついています。1巻の「若い女くん」で、いきなり呼吸困難に。ちょっとした欲望の積み重ねが、こんな結果を招くなんて。「ひぃぃ」の連続です。これ、学校の教材にしたらいいと思います。反面教師として。私は、「ナニワ金融道」(青木雄二 講談社)で、手形とカードの恐ろしさを知りました。そういえば、私のデビューが決まったとき、当時の担当さんに「どんな作風を目指すか?」と訊かれました。私は「グリム童話とナニワ金融道のような作品を目指します」と答えました。今も、その志は変わっていません。

2月8日

ソチオリンピック開会式を見ながら、またもやソファーで爆睡。気がついたら雪で外は真っ白! ソチは雪不足なのに……。譲ってあげたい。

2月11日

スノーボードハーフパイプの男子選手は、「夢」がつく名前が多い気がします。しかも、今回は、「歩夢」が2人も。姓名判断的に、どんな意味があるのでしょう。……そんなことを思っている間にも、銀メダルと銅メダルよ! それにしても、この銀銅コンビのインタビュー、まるで修行僧です。スノーボード=チャラ男というイメージがあったんですが、ほんと、ごめんなさい。

2月20日

真央ちゃん! 恐ろしい子(白目)。……真央ちゃんは、熱血スポーツ漫画、いやさらにその上をいくドラマを持っていて、つくづく、凄いです。こんなどんでん返し。梶原一騎(高森朝雄)原作のスポ根を見ているよう。試合には負けたけど“真っ白”に燃え尽きた「あしたのジョー」(ちばてつや作画 講談社)のようだし、命を削って魔球を投げた「侍ジャイアンツ」(井上こう作画 集英社)の番場蛮のようでもあります。

2月26日

「鳥取連続不審死事件」を追った『誘蛾灯』(青木理 講談社)を読書中なんですが、この事件と同時期に起きた「首都圏連続不審死事件」のK死刑囚がブログをはじめた模様。……うわ。その売れっ子女流作家然が、凄い。執筆依頼も取材依頼もひっきりなしで、パトロンもいるときた。たぶん、彼女の人生の中で、今が至福のときなのではないでしょうか。なにしろ彼女は、もう嘘をつくことなく「超有名」という冠と「超売れっ子」というステータスを手に入れたんですから。たぶん、彼女が一番欲しかったもの。……『毒婦。』(北原みのり 講談社文庫)を再読したくなりました。

3月3日

ここ数日のランチのお供は、『もっと厭な物語』 (夏目漱石他 文春文庫)。今日のランチはシェフおすすめコースにしてみたんですが、そのメインがよりによって、骨付きラム。しかも、「恐怖の探求」を読んでいる途中でやってきました。……ひぃぃぃ。

3月10日

本日のランチのお供は、『読み出したら止まらない! 国内ミステリー マストリード100』(千街晶之 日経文芸文庫)。古今東西の名作に紛れて、私の作品も紹介されているのを発見!「きゃ☆」と年甲斐もなく可愛く叫んでしまいました。

(日販発行:月刊「新刊展望」2014年6月号より)

今月の作品

人生相談。
大洋新聞に連載されている「よろず相談室」には老若男女から様々な相談が寄せられている。一見、なんの連関性もない人生相談の数々。ところがこの相談の裏には衝撃の事件が隠されていた…。
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プロフィール

真梨幸子
真梨幸子
Yukiko Mari
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科(現・多摩美術大学映像演劇学科)卒業。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。11年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』が大ヒット。“イヤミス”の旗手として注目を浴びる。『女ともだち』『ふたり狂い』『みんな邪魔』『四〇一二号室』『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』『鸚鵡楼の惨劇』ほか著書多数。

新刊展望のご案内

新刊展望 2014年6月号
【今月の主な内容】
[対談]宮木あや子×彩瀬まる 作家同士、書くこと、読むこと。
[インタビュー]原田マハさん、白石一文さん
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著者関連商品

インタビュー・イン・セル
1本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女5人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは…。
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