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エディターの注目本

今月の作品

雪月花黙示録
恩田陸
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オススメ商品

夜の底は柔らかな幻 上
恩田陸
国家権力の及ばぬ「途鎖国」。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集う時、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる…。「オール讀物」に連載された、恩田ワールド全開のスペクタクル巨編を書籍化。
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私と踊って
恩田陸
舞踏家ピナ・バウシュをモチーフに、舞台を見る者と見られる者の抜き差しならない関係をロマンティックに描いた表題作をはじめ、ミステリからホラーまで、物語に愛された作家の脳内を映しだす全19編の万華鏡。
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2014年 2月号
恩田陸著『雪月花黙示録』
映画美術とのコラボレーション!
KADOKAWA 角川書店 ブランドカンパニー 第一編集局 第二編集部 三宅信哉

恩田陸さんは無類の読書家で本が大好きな方です。それゆえ自分の作品に関しても装丁や造本について明確なイメージや希望を出されるときがあります。装丁家を○○さんにしたい、ですとか、実物を例にとりながらこんな本にしたい、ですとか。今回の『雪月花黙示録』では連載中から言っていたことがありました。
「種田陽平さんにお願いしたい」

種田さんと言えば日本の映画美術監督としては第一人者。三谷幸喜さんやチャン・イーモウ、キアヌ・リーブスらが監督した作品も担当しています。ですが、装丁家ではありませんのでブックデザインは未経験。ではなぜ?

雪月花黙示録』の舞台は近未来の日本。大和文化を信奉する「ミヤコ」と、消費文化が横溢する「帝国主義」というふたつの世界が併存しています。その「ミヤコ」に第三の勢力「伝道者」が宣戦布告。「ミヤコ」の美青年生徒会長やその従姉妹たちが、華麗な日本刀裁きで謎のロボットたちと戦います。恩田さんはさまざまなジャンルの小説を書きますが、今作は「ハイパー・エンターテインメント」と名付けられるような超娯楽作品。スピーディでカラフル、いい意味でのB級でキッチュ、なのです。ここで繋がるのが種田さんが美術監督をした『キル・ビル』でした。日本のようで日本でない、あの美術のニュアンスを『雪月花黙示録』に取り込めたら……。そんな話を連載中から恩田さんと二人でしていました。

いざ種田さんにお願いしてみると本当に忙しいのに快諾のお返事。早速原稿を読んでくれた上で、すぐに「本を刀に見立てて鞘から出すように箱入りに」「カバーはソラリゼーションの極彩色で和風」「別帳扉を多くして映画のスクリーンのように」などなど、アイデアが連発。さらにこの装丁に刺激された恩田さんが小説のラストを変更するという、まさにコラボレーション作業となりました。

お二人の力で、内容も造本もまさに「玉手箱」のような本が出来ました。

(日販発行:月刊「新刊展望」2014年2月号より)

今月の作品

雪月花黙示録
恩田陸
大和文化を信奉する「ミヤコ民」と物質文明に傾倒する「帝国主義者」に二分された近未来の日本。美青年剣士の紫風が生徒会長を務めるミヤコに謎の飛行物体が飛来。それは第3の勢力「伝道者」の宣戦布告だった…。
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新刊展望のご案内

新刊展望 2014年2月号
【今月の主な内容】
[特集] 大人も楽しい絵本の世界
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オススメ商品

夢違
恩田陸
「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。悪夢は現実化するのか。戦慄と驚愕の幻視サスペンス。
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夜のピクニック
恩田陸
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
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