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特集・対談

著者関連商品

文豪ストレイドッグス 01
孤児院を追われた青年・中島敦は、とある自殺志願の男を助ける。男の名は太宰治…国木田、与謝野らと共に異能力集団「武装探偵社」に所属し、「人食い虎事件」を調査していて…!?新感覚横浜文豪異能力アクション!
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文豪ストレイドッグス 02
70億の賞金を懸けられ、マフィアに狙われることとなった中島敦。一度は逃げ出すことを考えたものの、厄介事の種である自分を社員として迎えてくれた探偵社に居つくことに。しかし、そこにマフィアの刺客が現れ…!
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文豪ストレイドッグス 03
自分の意思とは無関係に戦いを強制されていたマフィアの刺客・泉鏡花を助けた敦は、次第に心を通わせていく。しかし、芥川はまだ諦めてはいなかった…!?太宰が最も嫌う敵・中原中也も登場する、波乱の第3巻!
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文豪ストレイドッグス 04
芥川との死闘を制した敦は、本格的に探偵社の一員として働くことに。まず手始めに宮沢賢治と共にある事件に臨むのだが…!?そしてフィッツジェラルド率いる米国能力者集団が横浜についに上陸する、波乱の第4巻!
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文豪ストレイドッグス 太宰治の入社試験
カタブツ理想主義者の国木田独歩は、危険な依頼を専門とする“武装探偵社”の一員。彼は謎の新入り・太宰治とコンビを組み、幽霊屋敷事件を捜査するが、予想外の展開に!? 闇が蠢く横浜で“異能力”対決、開幕!!
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2014年 5月号

【特集】 文豪で遊ぼう

「文豪ストレイドッグス」原作者&漫画家インタビュー

[インタビュー]朝霧カフカ+春河35 │ [ブックガイド]もっと知りたい!文豪たちの人と作品

朝霧カフカ あさぎり・かふか
愛媛県出身。シナリオライター。テーブルトークRPG のリプレイ風動画をWEBで発表したことで人気を博し、「文豪ストレイドッグス」で商業デビュー。現在、「少年エース」連載「汐ノ宮綾音は間違えない。」、電子漫画誌「角川ニコニコエース」連載「水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話」の原作も担当。『文豪ストレイドッグス 太宰治の入社試験』で小説家デビュー。

春河35 はるかわ・さんご
神奈川県出身。「ヤングエース」2013 年1月号でスタートした「文豪ストレイドッグス」の作画担当として漫画家デビュー。「ソラの星」挿画など、イラストレーターとしても活躍。

これも文豪へのリスペクト

―太宰治、国木田独歩、中島敦たち〈武装探偵社〉の社員が各々の異能力を駆使し、マフィアの芥川龍之介、中原中也、樋口一葉らと苛烈なバトルを繰り広げる―。「文豪ストレイドッグス」は、設定のアイディアと、文豪からキャラクタライズされた登場人物たちがすごく魅力的です。キャラクターはどんなふうに生まれるんですか?

朝霧 まずは作家1人1人について本などでよく調べた上で、その人物のある面に着目して、「この性格がそのまま街を歩き出したら……」と考えます。たとえば、太宰治というキャラクターはもちろん本人そのままではなく(笑)、自殺未遂を何度もしたという事柄だけを拡大して、自殺マニアの青年というキャラクターを作りました。マンガ的におもしろくなることが大前提。文豪の方々へのリスペクトだと思って大胆に改造しています。人間にはいろいろな側面があるわけで、ある一方から光を当てたときの影の形からキャラクターを作る。そんな感じです。

春河 私は、朝霧さんからメールで送られてくる3〜4行のキャラクター設定を元にして、絵を描きます。

朝霧 その時点ではまだ明確に決まっていないことが多いんです。たとえば「泉鏡花:豆腐が好きな女の子」と送ると、春河さんが絵にしてくれる。僕はむしろ、春河さんの絵からイメージをもらうことが多いです。

春河 キャラクターデザインは設定重視、マンガ映え重視です。本人に似せて描くと、ボツになることが多いので。たとえば中原中也さんは、ご本人の写真に似せてかわいらしい感じで描いたら「マフィアの貫禄が全然ないからダメ」。10パターンくらい描いてやっとOKが出ました。

―モデルの文豪たちの作品には、これまで親しんできましたか?

春河 私は今、勉強しながら描かせていただいてます。

朝霧 僕は特に海外の作家が好きで、フィッツジェラルド、サリンジャー、レイモンド・チャンドラーなどをよく読んできました。だから、作中にアメリカ文豪が出てくるとワクワク(笑)。日本の作家では太宰治など読んだことのある作品もこの機会に読み直して、「こんな人だったんだ」みたいに感じたことがたくさんありました。中島敦は未読作品がたくさんあって、読んでみたらすごくおもしろかった。

―その中島敦が主人公。個性の強い文豪が多くいる中、ちょっと意外です。

朝霧 主人公を濃いキャラにするか、比較的スタンダードな人物を主役にして濃い面々をまわりに配置するか、設定の段階で迷ったんです。結局、「変な人たちに翻弄されて困惑する主人公」という構図にしました。それで中島敦。でも、実は中島敦って教科書に登場することが多い作家なんですよね。中高生の読者から、「中島敦、先週の授業で習いました!」という反響もあって、良かったです。

―大事にしている世界観は?

朝霧 「スタイリッシュ大正」。舞台は現代だけど、文豪たちが生きた大正時代の空気をスタイリッシュにアレンジして現代に持ってきている、そんなリミックスのおもしろさがあるかなと思います。古風な台詞まわしや、難しい漢字もあえて使って。

春河 マネしたくなるしゃべり方の登場人物が多いですよね。芥川龍之介の一人称「僕(やつがれ)」なんて、インパクト強すぎ!

キャラに萌え文豪が身近に

―少年マンガ的なバトルアクションの興奮もあれば、お気に入りのキャラクターを追う楽しみもあります。

春河 文豪本人のファンでこのマンガを手に取ってくださる方も多いみたいです。「太宰治が好きなので」とか。

朝霧 「このマンガをきっかけに、太宰治の作品を片っ端から読んでいます」という方もいました。このマンガから文豪作品に入っていく、文豪の作品からこちらに入ってきてくれる、そういう相互交流みたいなものがいい感じで生まれているのかな。だとしたらうれしいです。

―ノベライズ『文豪ストレイドッグス 太宰治の入社試験』は、マンガのストーリーの前日譚ですね。

朝霧 マンガ本編は中島敦くんの入社試験から始まりますが、その2年前に太宰が入社したときはどうだったのか。マンガより多くの文字情報を入れられる小説の形で、謎多き人物・太宰の過去を語ってみました。

―太宰治はもとより、国木田独歩がいい味を出しています。

朝霧 国木田は、四角四面で几帳面、仕事はきっちりこなすけど、周りのいい加減な奴らにいつも悩まされているというキャラクター。本編では脇役なので、彼の苦悩を描く機会はなかなかないけど、今回の物語でそれが出来たと思います。
実は、どの登場人物も何らかの苦しみや心の闇を抱えています。最終的にはそういうところを描いていきたい。文豪がテーマのマンガであるからには、少しでもその世界に近づければと僭越ながら思うんです。少年マンガの世界では、仲間のためや、か弱い人々を守るために敵と戦う存在が多く描かれます。でも「文豪ストレイドッグス」のキャラクターたちが闘う理由は違う。たとえば中島敦は、自分では捨て去りたい自身の弱い部分が、ことあるごとに顔を出してきてはわが身を苦しめる。それを振り切ろうともがき、考え、悩んで……。物語の深層には、そういうものを置きたいと思っています。
ただ、読者のみなさんはそんなこと関係なく、マンガとしてシンプルに、キャラクターやバトルやストーリーそのものを楽しんでください。そして、もし気に入ったら、その文豪の作品を読んでみるなど、楽しみを広げていただければ。

春河 「文豪ストレイドッグス」が読者の方にとって一つの入口になればと思います。このマンガのキャラたちは、モデルにした文豪の方々とはまったく別モノ。なので、気になった方はぜひ、きちんと調べてください。私自身も文豪について勉強しながら描いていますが、知らなかったことを調べるのは、すごく楽しい。それに、作家に思い入れを持って読むと、作品も楽しさが全然違うんです。その作家が生まれてから亡くなるまでの年譜さえ、読むと本当に悲しくなるくらい……。そんなふうに文学作品を違う角度から楽しむきっかけにもなればうれしいです。

―今後のストーリー展開は?

朝霧 「海外の文豪VS日本の文豪」かな(笑)。

(2014.3.6)

(日販発行:月刊「新刊展望」2014年5月号より)

[インタビュー]朝霧カフカ+春河35 │ [ブックガイド]もっと知りたい!文豪たちの人と作品

Web新刊展望は、情報誌「新刊展望」の一部を掲載したものです。

新刊展望 2014年5月号
【主な内容】
[特集]文豪で遊ぼう 「文豪ストレイドッグス」ほか
[インタビュー]湊かなえさん、樋口直哉さん
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