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本屋大賞
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創作の現場

著者関連商品

ぐりとぐら
ぐりとぐら
料理することと食べることが大好きな、のねずみのぐりとぐらのおはなし。森へでかけてどんぐりやくりを集めていると、自分達よりも大きなたまごをみつけます。たまごで何を作ろうかあれこれ二ひきで相談し、「あさからばんまでたべてもまだのこるくらいの大きいかすてら」を作ることにしました。
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いやいやえん
いやいやえん
この本の舞台となる「ちゅーりっぷほいくえん」の紹介。いたずらっこの「しげる」は保育園の約束を忘れてばかり。  男の子たちは「ぞうとらいおんまる」という船を作ってくじらをとりに海へ出ます。くじらとりには成功したものの、嵐が船を襲います。
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ももいろのきりん
ももいろのきりん
るるこはお母さんから、とても大きいももいろの紙をもらいました。のりとはさみとクレヨンを持ってきて、その大きなももいろの紙で、世界一きれいなきりんをつくり、キリカと名づけました。るるこがクレヨンで大きな目と口をかくと、キリカはしゃべりはじめます。
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2013年 5月号
中川李枝子Rieko Nakagawa

「ヴァージニア・ウルフが言っているわね、『女が仕事をするには自分だけの部屋が必要だと(『自分だけの部屋』A Room of One's Own)。ここはそういう場所。お客さんとお茶を飲んだりお話ししたり。子どものお客さんもよく来てくれます」。子どもの目線に合わせるように、物は低い位置に置かれている。オークヴィレッジ製の小型本棚数本にぎっしり詰まった絵本や児童書を、引っ張り出しては読む子どもたちの姿が目に浮かぶよう。執筆などの仕事は隣接する自宅の書斎で行う。

エッセイ集『本・子ども・絵本』の新版が登場した。初版は1982年。30年の時を経ても色褪せない真理が新しい読者に届けられる。「(新版刊行に際して)推敲は何度もしました。文章は相手にわかることが一番大事だから。(児童文学者の)石井桃子さんが常々おっしゃっていたのは『書き直すほど良くなります』。石井桃子さんからは大切なことをたくさん教えていただきました」。巻末の「本書に登場した絵本と本」リストには、時代を超えて読み継がれている絵本・本がずらりと並ぶ。

創作の現場

周辺は緑豊かで閑静な住宅街。「もうずーっとこの界隈に住んでいます。東京オリンピックを境にこの辺りもうんと変わりましたよ」。『ぐりとぐら』は今年が誕生50周年。「年を取るっていうのは悪くないわね。70を過ぎたら私もずうずうしくなって(笑)。威張れるのよ、経験しているんだから。もう一度若い頃に戻りたいとは全然思わない。子どもは昔を振り返らないし、明日しかないの。それが気持ちいい。私は子どもと一緒に生活してきたおかげで、気力が今も、ずっと続いているらしいのね」

(日販発行:月刊「新刊展望」2013年5月号より)

今月の作品

本・子ども・絵本 新版
本・子ども・絵本 新版
子どもにどんな絵本を選ぶか。ゆたかな心の体験を…。日本で一番多くの子どもに読み継がれている『ぐりとぐら』の作者の名エッセイに、新原稿を加えた改訂版。実妹の山脇百合子による挿絵も掲載。
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プロフィール

中川李枝子
中川李枝子
童話作家。1935年札幌市生まれ。東京都立保母学院卒業。保育園勤務のかたわら童話を執筆。62年に出版した『いやいやえん』で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。80年『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞受賞。ほかに『かえるのエルタ』『ももいろのきりん』『そらいろのたね』等多数。1963年に誕生した『ぐりとぐら』は10か国語に翻訳され、世界中の子どもたちに読み継がれている。
窓辺のサイドボードの上にかわいらしい物がいっぱい。好きなアマガエルものは特に多い。小さなトラの人形は中川さん夫妻(夫は画家の中川宗弥さん)の絵本の主人公「とらた」。息子さんが子どもの頃の宝物。翡翠色の器は石井桃子さん作。

新刊展望のご案内

新刊展望 5月号
新刊展望 5月号
【今月の主な内容】
[まえがき あとがき] 門井慶喜 幕末の志士シュンスケ!
[対談] 怪獣人生、万歳! 朱川湊人・大倉崇裕
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