新刊展望トップ │ [特集] 道尾秀介 │ [著者とその本] 藤岡陽子 │ [創作の現場] 中島たい子
著作
- 心臓異色
- 現代から見た未来の技術、未来から見た過去の遺物に想いを馳せる。レコード、車、家、ロボット…。誰かの想いを宿した“古いもの”たちが伝える、どこか懐かしくてすこし不思議な作品集。
- ぐるぐる七福神
- 恋人なし、趣味なしの人と関わるのが怖い32歳ののぞみは、ただ家と職場を往復する毎日。そんなある日、祖母の家でたまたま七福神の御朱印を発見した彼女は、週末にひとり七福神巡りを始める。恵比須、毘沙門天、大黒天と訪れるうちに、彼女の周りに変化が起き始めるが…。ぐるぐるお悩み中のあなたに贈る、読むだけでご利益がある縁起物小説。
- ハッピー・チョイス
- 貴世は39歳、独身、小説家。体験のない「殺人」は書けても、体験のない「結婚」が書けずに悩んでいる。そんな貴世が、結婚小説のリサーチのため蕎麦打ち合コンに潜入。なんと急性蕎麦アレルギーを発症するものの、朦朧とする意識の中で、ある男性と出会い…。出会いをよせつけない磁場を抜け出して、遠かった「結婚」がついに現実に!?幸せを求めて、貴世が選んだ「私らしい結婚」の答えとは。
- LOVE & SYSTEMS
- 国が決めた相手との結婚を控えている女と、結婚制度の存在しない国で生まれ育った男。玉の輿を狙う娘と、地位も財産もない移民の女性との結婚を願う七十歳の父親。両親の記憶がない少年と、息子への愛のため罪を犯した父親。競争のないユートピアで、愛情を独り占めしたくなった女。雑誌記者ロウドが出会った、いくつもの愛のカタチ。
- この人と結婚するかも
- 気になる男性と出会うたび、「この人と結婚するかも」って直感する。けど、結果はいつも外れ。このままじゃ私、ただのイタい妄想独身女!?二度と変な直感は抱かないと反省したのも束の間、英会話教室で出会ったケンのことが早速気になって…(『この人と結婚するかも』)。その他、迷走する男の勘ちがいを描く『ケイタリング・ドライブ』を同時収録。
- そろそろくる
- 「泥棒?」アパートに入ると、仕事道具の紙や画材が散らばり、キッチンは卵の殻がへばりついている。自分でやったこととわかっているが、それにしても…。生理前に必ず陥るこのパターン。イライラしたり落ち込んだり。でもこれもやっぱり自分なのだ―。彼や友人たちの理解を得ながら、生理を通して、自分を見つめなおしていく秀子。PMS(月経前症候群)と格闘する30代の女性を軽快に描く。
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