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2012年 11月号
『つむじダブル』
小路幸也と宮下奈都がタッグを組んだ!
ポプラ社 一般書編集部 近藤 純

ある日「つむじがふたつあるので、ヘアスタイルが決まらない」と小路幸也さんがツイートしたところ、「私もつむじがふたつあるんです!」と宮下奈都さんが返しました。この瞬間から、人気作家ふたりの合作『つむじダブル』は生まれたのです。

その後「つむじダブルですね!」と宮下さんがつぶやいたところ、その語感を気に入った小路さんが「つむじダブルというタイトルで一緒に小説を書きませんか」と持ちかけました。この時点では、冗談半分、軽い気持ちだったと思うのですが、とんとん拍子に話が進み、前代未聞のコラボレーションが実現したのです。

小さいころからお兄ちゃんが欲しかったという宮下さんが「かっこいいお兄ちゃんを書いてください!」とリクエストし、小路さんが高校二年生の兄、宮下さんが小学四年生の妹の視点で、ある兄妹の、家族の物語を書くことになりました。もちろん主人公の兄妹にも、つむじがふたつあり、彼らの苗字・小宮は、おふたりの苗字から一字ずつ取ったもの。

打合せで大枠を決め、毎月交互に書くことに。物語がどう展開していくのか、だれにもわからない状況のなか、ふたりが絶妙にキャッチボールをしながら、この物語はできあがりました。

宮下さんが描く妹まどかは、おじいちゃんの道場で柔道に励む、明るく元気な女の子。小路さんが描く兄・由一は、バンドでプロを目指す高校生。兄妹それぞれがお互いを、そして家族を想い、大切なものを守ろうとする姿に心をつかまれます。

ふたりの作家それぞれの持ち味が楽しめる一方で、まるでひとりの作家が書いたようにも感じる、家族の「ひみつ」の物語。「二人で描いた〈家族の物語〉、一生の宝物になりました」と小路さん、「自分ひとりだったら決していかない方向へ物語が広がりました」と宮下さん。

やさしさと面白さがぎゅっと詰まった一冊です。

(日販発行:月刊「新刊展望」2012年11月号より)

今月の作品

つむじダブル
ふたりのつむじ。ふたりのひみつ。本邦初、人気作家ふたりの話題の合作。小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で交互に描き、兄妹それぞれの想いが胸に響く。心が温かくなる、ある家族の「ひみつ」の物語。
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新刊展望 11月号
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【今月の主な内容】
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[インタビュー特集] この作家と、本の話 桜庭一樹・誉田哲也・道尾秀介
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