重要お取り扱い商材の変更について

本屋大賞
メディア化情報

本屋大賞

メディア化情報

オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実

創作の現場

今月の作品

十二の真珠
購入はこちら

著者関連商品

93歳・現役漫画家。病気だらけをいっそ楽しむ50の長寿法
毎朝欠かさず“ダン爺”体操、特製野菜スープ、やる気スイッチの朝寝…。病気だらけなのに93歳で寝たきりにならず、毎日いきいき過ごしているやなせたかしの生き方、食事やサプリなどを、写真入りで紹介する。
購入はこちら

天命つきるその日まで アンパンマン生みの親の老い案内
歌って踊る93歳。迷い戸惑い、今日も生きる…。「老いを迎える」とは如何なるものか、「死と向き合う」とは如何なることか。日本漫画界最長老にして『アンパンマン』生みの親・やなせたかしによる、老境の道案内。
購入はこちら

2012年 11月号
やなせたかしTakashi Yanase

九十三歳。いまだ現役で精力的に創作を続けている。「目を悪くしたので、仕事をやめてのんびり暮らそうかと思ったのに」、出版依頼は引きも切らず。新刊、復刊が続く。

一九七〇年初版の短編童話集『十二の真珠』が復刊された。「死んだ子どもが生き返ったような気がする。でもこれを書いていたときの俺の考えは今でも変わっていないんだよね」。メルヘンに託した反戦・平和への強い思いが、読む者の心にまっすぐ届いてくる。やなせたかしさんの原点ともいうべき一冊だ。

元祖「アンパンマン」も収録。「もともと子どものために書いたものじゃない。本人が一番おもしろがっているんだ。子どものためとか大人向けとかあまり考えない。ところがアンパンマンは、やたら小さい子どもに受けてしまった。今でも理由がわからん」。来年は初掲載から四十年、アニメ二十五周年の節目の年。「残念だね。今が一番おもしろいときなのに、俺の命は間もなく終わりだから。何で死ぬのかな、なるべく楽に死にたいな」。そう語る姿は元気はつらつ、なのである。

創作の現場

「ほとんどの時間は寝てる。準寝たきり老人だ(笑)」。六時起床、軽体操をして七時半に朝食、そして朝寝。「昔は四十分くらいで目が覚めたんだけど、この頃起きられなくなっちゃって十一時頃まで」。昼食の後は昼寝、三時半からしばらく仕事、七時半の夕食までまた少し寝る。仕事をして十二時就寝。「死ぬ準備はできているんだよ。位牌も作って自分で拝んでる。もう十分いろいろやってきたし、この頃嫌な世の中だから、自分が死ぬのはいいんだ。ただ、後に残った連中が困ると思うと気の毒でね」

(日販発行:月刊「新刊展望」2012年11月号より)

今月の作品

十二の真珠
やなせたかし幻の初期作品集、ついに復刊。元祖「アンパンマン」をはじめ、名作「チリンの鈴」など、心あたたまる珠玉の短編童話を12話収録。やなせたかしの原点がここにある。
購入はこちら

プロフィール

やなせたかし
やなせたかし
一九一九年高知県生まれ。東京高等工芸学校図案科(現千葉大学工学部)卒。三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務。五三年退社。舞台美術家、作詞家、放送作家として活躍。七三年、月刊「詩とメルヘン」創刊。同年「漫画家の絵本の会」を手塚治虫氏らと結成。同年、月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に「アンパンマン」掲載。八八年アニメ化。絵本、詩集ほか著書多数。主な絵本作品に『やさしいライオン』『アンパンマンぼうけんシリーズ』。
震災後、仙台の子から届いた手紙には「アンパンマンが助けに来てくれるから怖くない」との言葉が。ポスターや歌の制作、現地訪問など様々な形で被災地応援を続けている。自身で創案した「タペストリー絵本」の展覧会も東北で巡回開催予定。

新刊展望のご案内

新刊展望 11月号
新刊展望 11月号
【今月の主な内容】
[懐想] 森 まゆみ 千駄木の漱石
[インタビュー特集] この作家と、本の話 桜庭一樹・誉田哲也・道尾秀介
購入はこちら

オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実