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エディターの注目本

今月の作品

千夜千冊番外録 3・11を読む
松岡正剛
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オススメ商品

気づいたときには、十数年前に辞めたはずの会社にいた――社員たちは私を社員扱いし、次長の肩書もついている―― SF作家の私から異世界のサラリーマンの私の世界へ漂流する「傾いた地平線」他「暁の前」、「S半島・海の家」など6編を収録した、松岡正剛コレクション第2弾!
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松岡正剛リスクな言葉
松岡正剛
松岡正剛の著書から、珠玉の言葉をまとめた新シリーズ。日本の危機、精神的な欠乏へ転落させないために。今日、最大問題となった安全とリスクと責任について、「日本という方法」を大胆に提言する。
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連塾方法日本 3
松岡正剛
日本は何を失い、何を得たのか。「連塾」シリーズで語られてきた「てりとむくり」「正と負」といった“方法”をふまえつつ、これからの日本を編集し直すために必要なことを語り下ろす白熱講義。
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2012年 9月号
『千夜千冊番外録 3・11を読む』
最深部に迫るブックガイド
平凡社 編集第二部 及川道比古

東日本大震災から一年五ヶ月が経つが、今でも時々、そのイメージが甦る。津波によってあっという間に押し流されていく町、爆発で建屋が吹き飛ばされた福島第一原発、ただぼんやりと体育館に座っている人々等々。その忘れられない光景のひとつに、震災から数日後の、がらんとした大書店がある。皆がテレビとネットにかじりついていたからなのだが、いったいこの現実に本は何の役に立つのか、と自問もした。

その思いは、実は松岡正剛さんも抱いていたものだった。松岡さんは二〇〇〇年三月より「千夜千冊」という書評のブログを立ち上げ、一四〇四夜まで続けた時に3・11に直面する。「これは困った。『千夜千冊』にどの本をとりあげていいのか、わからない。迷いもした」(本書「あとがき」)。けれども、ここで止まってしまってはいけないと力を振り絞って、ウェブ上に「千夜千冊番外録」をスタートさせる。そして二ヶ月後の五月初めには、「居ても立ってもいられなくなり」、単身で被災地を訪れ、連載を続けて次のステップに進んでいく覚悟を固めている(ちなみにカバーに描かれた線はその時の松岡さんの足跡である)。

つねに物事を冷静にとらえ、アワアワしている様子が想像できない松岡さんだが、さすがに3・11には大きな衝撃を受けたのだ。

そう思って探してみると、地震や原発、東北に関して鋭い視点で考察した本、予言的な本が数多くあった。それらとともに、震災以後に次々に刊行された書籍・雑誌を読み、約一年にわたり「番外録」の連載を続ける。本書は、その連載を「大震災」「原発問題」「フクシマ」「事故とエネルギーとエコロジー」「陸奥と東北」のテーマに沿って再構成し、新たな生命を与えたものだ。

ここで取り上げた六十冊でブックフェアを行う書店さんがあるとの、うれしいニュースも聞く。この書物で「本の実力」を感じとっていただければ幸いである。

(日販発行:月刊「新刊展望」2012年9月号より)

今月の作品

千夜千冊番外録 3・11を読む
3・11の時代、この60冊から日本の行方が見える。大震災と原発問題への松岡流ブックガイド。多くの関連本から何をどう読めばいいのかを案内し、問題の本質に鋭く迫る。ウェブ「千夜千冊番外録」待望の書籍化。
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新刊展望のご案内

新刊展望 9月号
新刊展望 9月号
【今月の主な内容】
[懐想] 赤坂真理 忘れ去られた者たちと私たち
[特集] ショーン・タンの世界 岸本佐知子/金原瑞人
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オススメ商品

松岡正剛の書棚
松岡正剛
インターネット上で圧倒的な支持を受ける「千夜千冊」を実際の書棚にしたらどうなるか。百花繚乱の文芸作品、科学書、思想書、芸術書などを徹底接写。お薦め本を書評付きで紹介。佐藤優、東浩紀との対談も収録。
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多読術
松岡正剛
読書の楽しみを知れば、自然とたくさんの本が読める。著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を提示しながら、多読のコツを伝授。自分に適した読書スタイルが見つかる1冊。
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