5月の新緑の季節は本当に木が美しいと感じます。風に吹かれて大きな木が葉っぱを揺らす音を聞いていると心が落ち着きます。どうしてこんなに木に惹かれるのか、絵本を集めて読んでみるとよくわかってきます。季節が変わっても、様々な出来事が起こっても年月を経ても、どっしりと根を下ろし「そこに立っている」安心感。この感覚はとても大切なものではないでしょうか。そして木を見ていると思わずつぶやいてしまいます。『木はいいなあ』。
- きはなんにもいわないの
- 片山健(絵本作家)
- 「ねぇ、おとうさん きになって。」木になったお父さんに一生懸命登るすーくん。登り方が難しくて質問しても、虫が出てきても、おしっこかけられても何も答えません、だって・・・。こんな父子の関係もいいね。
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- ペカンの木のぼったよ
- 青木道代(障害者支援)
- ペカンの木の下で幼稚園のみんなと過ごすのが大好きな体が不自由なりんちゃん。親友のみっちゃんの「ねこざぶとん」の話を聞いて木に登ったみんな。りんちゃんも登ってみたいに違いないと感じたみっちゃんは行動を起こします。最後は先生達も巻き込んでの大騒動。本当に嬉しい気持ちになれます。
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