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著作

- 95 キュウゴー
- 95年、渋谷。時代に抗うように、街を駆け抜けた、17歳の少年たちがいた。2015年の年末、37歳となった秋久のもとに母校の女子高生から連絡が届く。卒業制作のテーマとして「1995年」について調べているという。彼女と会った秋久は、自分の人生を変えたその年のことを語り始めた―。


- ひゃくはち
- 地方への転勤辞令が出た青野雅人は、恋人の佐知子から意外なことを打ち明けられた。付き合い出すずっと前、高校生のときに二人は出会っていたという。彼は、甲子園の常連・京浜高校の補欠野球部員だった。記憶を辿るうち―野球漬けの毎日、試合の数々、楽しかった日々、いくつかの合コン、ある事件、そして訣別。封印したはずの過去が甦る。青春スポーツ小説に新風を注いだ渾身のデビュー作。


- ぼくたちの家族
- 家族の気持ちがバラバラな若菜家。その仲を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。突然の出来事に狼狽しつつも玲子のために動き出す父と息子たち。だがそんなとき、父が借金まみれだったことや、息子たちが抱いてきた家族への不満が露になる…。近くにいながら最悪の事態でも救ってくれない人って何?家族の存在意義を問う傑作長編。


- イノセント・デイズ
- 放火によって奪われたのは、元恋人の妻とまだ1歳の双子の命。確定死刑囚、田中幸乃の人生は、「不運」と「悪意」が支配していた。「暴力」と「裏切り」も加勢する。だから、なのか?ひとりの男だけが、味方であり続ける。なぜ彼は、彼女を最後まで信じようとしたのか?「整形シンデレラ」とよばれた鬼女。彼女が犯した「罪」、その死刑囚が犯した最大の罪とは?衝撃指数極大値。先入観を紛砕する圧倒的長編。


- スリーピング・ブッダ
- 敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取り、小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。対照的な2人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのイジメ、欲にまみれた夜遊び…。やがて彼らはある決意を胸に行動を起こす。そして待ち受ける衝撃の結末とは。生きる意味を問いかける、熱き男たちの青春パンク小説!


- 東京ドーン
- 会社を辞めたい。でも、同棲相手が妊娠した。甘ちゃんだけど彼女は大事にしている、はず。条件は抜群。結婚を言い出さない以外。野球をやめた。そうしたら、何もなくなった。交際七年、変わったのは…わたしの方?格好悪くていい。初めてそう思えた日。注目作家が描く、いまの「27歳」への応援歌。東京に暮らす若者を描いた珠玉連作集。


- 6 シックス
- 東京六大学野球。野球が何よりも好きで、一心に打ち込んできた学生たち最後の舞台。甲子園の優勝ピッチャー・星隼人が選んだのは早稲田大学野球部だった。彼が四年生の秋、東大の補欠選手、法政のマネージャー、明治の就活生、ミス立教を目指す女子学生、慶應の野球部員の母親、それぞれの人生が交錯する―。野球に関わる人たちの選択や葛藤、不安などを見事に描いたリアルで切ない青春小説!


- ポンチョに夜明けの風はらませて
- 幼馴染みの僕たちは、もうすぐ高校を卒業する。華々しい高校デビューを企むも、敗れ続けた3年間。―このまま適当に終わっちゃっていいのかよ?人生最高の別れを迎えるために、僕らはサンダーボルト号に乗り込んだ!!

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