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The cream of the notes 12
講談社文庫 も28ー85
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065328156
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[BOOKデータベースより]
考えることは必要だと思う。何故なら、人間が生きている理由がそこにあるからだ―。空気を読まない、誤解されることにまったく抵抗がない人気作家・森博嗣の書下ろし人気エッセィ第12作。社会の仕組みから「ふともも」と「もも」の違い、奥様の鼻歌まで等距離で観察する森イズムに心が解放される全100編。
「楽園」とはどんな場所なのか?
「最大」とか「最短」をイメージ宣伝で使う無意味さについて一言。
「ないです」や「いいです」や「よかったです」などの日本語に違和感を覚える。
「反対!」「良くない」「やめてほしい」と訴えても、なくならない理由がある。
「綺麗事」に共感することで一体感を演出する社会に大いなる違和感を抱いて。
「宗教って、そもそも全部、霊感商法なのではないか」と書いたら叱られる?
「地中海」は、地中にある海なのでは?
森博嗣は死後に発表する小説を用意している、と噂されるけれど本当なのか?
それでも、人間は社会になんらかの価値を残すものだ、とは考えている。
サブスクというのは、つまり税金のようなものだな、と理解している。
「金は遊ばせておけ」という教えから「遊ばせる」について考えてみた。
猛スピードの「猛」は、「高」よりも激しいのだろうか?
次のうちから当てはまるものを一つ選んで下さい、といわれても選べない設問。
年金の申請をしないと年金がもらえないのは、なんか変じゃない?
健康のためになにかをしたことがない。毎日体重と血圧を測るくらいか。
「奇跡の○○」と鳴り物入りで謳われていても、「奇跡的」でさえないものばかり。
アドバイスをする目的は、相手に好かれることではない。
「ウィズ・コロナ」ってどうなの?これって、良いイメージなのだろうか?
「やんごとない」と今でも使う人がいるけれど、日本遺産級である。
『作家の収支』を八年まえに上梓して、いろいろ理解が広がった気がする。〔ほか〕