- 東日本大震災後文学論
-
南雲堂
限界研 飯田一史
- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784523265535
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[BOOKデータベースより]
3・11以降、おびただしい数の「震災後文学」が書かれた。故郷と肉親・友人・知人の喪失、原発問題、放射線による生物の変容、被災地と非・被災地の温度差、東北と東京の温度差、政権への批判、真偽不明の情報と感情の洪水としてのSNS、記憶や時間感覚の混乱、死者との対話、「書けない自分」「無力な自分」へのフォーカス、復旧・復興、言論統制や自主規制、ディストピア化した日本、テロやデモや群衆蜂起、戦争文学との接続…さまざまな作品、さまざまなテーマがうまれた。3・11以降にうみだされた「震災後文学」を扱う渾身の評論集。
第1章 震災後文学の超臨界(同時代としての震災後;希望―重松清と『シン・ゴジラ』;揺れる世界と存在―震災後としての中村文則文学)
[日販商品データベースより]第2章 科学と文学の(dis)コミュニケーション(情報の津波をサーフィンする―3・11以後のサイエンスなフィクション;震災後文学としての『PSYCHO‐PASSサイコパス』シリーズ―科学技術コミュニケーションにおけるリスク・個人・希望をめぐって;対震災実用文学論―東日本大震災において文学はどう使われたか)
第3章 イメージの核分裂(島田荘司と社会派エンターテインメント;映像メディアと「ポスト震災的」世界―キャメラアイの「多視点的転回」を中心に)
第4章 震災後を生きる君たちへmore than human(“生”よりも悪い運命;高橋源一郎論―銀河系文学の彼方に)
故郷と肉親・友人・知人の喪失、原発問題、放射線による生物の変容、被災地と非・被災地の温度差、政権への批判、戦争文学との接続…。3.11以降にうみだされた「震災後文学」を扱う渾身の評論集。