あまのじゃくと精神療法

「甘え」理論と関係の病理

弘文堂
小林隆児　

• 価格: 3,740円（本体3,400円＋税）
• 発行年月: 2015年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784335651670

内容情報

[BOOKデータベースより]

甘えられない子どもが危ない！名著『「甘え」の構造』が蘇る！『「甘え」の構造』の土居健郎が精神科医として遺した数々の明察をもとに、児童精神科医である著者が多くの神経症例の根源に「歪んだ甘え」＝「あまのじゃく」の病理が潜んでいることを解明していく本書は、精神科治療を問い直す研究書であると同時に、精神医学を哲学と架橋するためのすぐれた文化論でもある。

１　「甘え」理論にみられるアンビヴァレンス
２　「関係」からみた「甘え」理論と精神療法
３　乳幼児期の母子の関係病理―「あまのじゃく」
４　「あまのじゃく」と精神療法―神経症圏に焦点を当てて
５　精神療法でアンビヴァレンスを扱うことの治療的意義
６　精神療法研究の原理を考える

[日販商品データベースより]

甘えられない子どもが危ない。不朽の名著『「甘え」の構造』の土居健郎が精神科医として遺した明察をひもときながら、多くの臨床例の根源に「歪んだ甘え」＝「あまのじゃく」の病理が潜んでいることを解明していく。