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- アジアンタムブルー
-
- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2005年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043740024
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- sige
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アジアンタムを買いたくなるよ
アジアンタムは緑色だし、なぜアジアンタム・グリーンじゃないのか。というのがこの本を手に取ったときの第一印象だった。文人出版に勤める山崎隆二のシリーズ2作目。「月刊エレクト」はますます好調。
「水溜り」の写真家:都築葉子のコンセプトが“架空の世界だけど実像を映し出している”ということで、これが“エロの世界”に通じるというのが面白い。葉子という人物は「土踏まずのような人」「パッと顔を赤らめて巣穴に身を隠す」という描写が分かりやすく面白い。
南仏のニースで一か月滞在したらどれくらいの経費がかかるのだろうかと貧乏性の私は考えてしまう。好きな恋人が死んでいくという話は当然切ない。しかしニースでの生活は悲しみの中にも明るさが漂う。ニースの風景と、東急百貨店の屋上の風景が明るい未来を少し感じさせる。
☆5つの作品だと思う。しかし、パブなどで流れている音楽の曲名やアーティスト名がいちいち書かれるのは嫌いなので☆1個減点した。(曲を知らないものはどうするの)
読後、園芸店に行き、アジアンタムの苗を買った。150円だった。
[BOOKデータベースより]
葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた―。万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王…。主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。
[日販商品データベースより]愛する人が死を前にした時、いったい何ができるのだろう。余命幾ばくもない恋人、葉子と向かったニースでの日々。喪失の悲しさと優しさを描き出す、『パイロットフィッシュ』につづく慟哭の恋愛小説。