この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ないものねだりの君に光の花束を
-
価格:748円(本体680円+税)
【2023年11月発売】
- 我が友、スミス
-
価格:572円(本体520円+税)
【2024年03月発売】
- さよならごはんを今夜も君と
-
価格:693円(本体630円+税)
【2023年08月発売】
- 春休みに出会った探偵は
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2024年03月発売】
- おくることば
-
価格:737円(本体670円+税)
【2023年07月発売】
[BOOKデータベースより]
会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩きだす。中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。
目をあけてごらん、離陸するから(ヘミングウェイたち;シューレースのぐるぐる巻き;フラニー、準備を整えて;雷鳥と六月;呼ばれた名前)
[日販商品データベースより]歌う星にて、フィールドワーク(アメリカ大陸を乗り継ぐ;あなたの言葉よ;航海する古書店;音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で);広州の鱈 ほか)
ハバナ日記
穂村弘さん絶賛!
「驚くべき希望の書。
頁を開くと、無表情な自分の胸に何かが熱く流れ込んできた。
その優しさとめちゃくちゃさに、びっくりして笑ってしまいました。
そうか、私も、どこで何をしてもいいのか。」
(オビ文より)
- - -
あなたの言葉よ、どうか無事で──。
会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。
地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。
中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。
一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。
あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。
詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。
心に火を灯す言葉の、詰め合わせギフト。
〈初の小説!傑作3篇を収録〉
〜 〜 〜 〜 〜
誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、
きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。
その風について正確に書き記すことができたら、もしかしてそれは詩なのかもしれない。
(「意味の明晰な欠け方について」より)
〜 〜 〜 〜 〜
[目次]
- - -
目をあけてごらん、離陸するから
・ヘミングウェイたち
・シューレースのぐるぐる巻き
・フラニー、準備を整えて(小説)
・雷鳥と六月(小説)
・呼ばれた名前(小説)
歌う星にて、フィールドワーク
・アメリカ大陸を乗り継ぐ
・あなたの言葉よ
・航海する古書店
・音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で)
・広州の鱈
・はじめてのフェスティバル
・神様の庭は円い
・意味の明晰な欠け方について
・おうちへ帰る人
・うれしい山
・プラネタリウムが星を巡らせるとき
ハバナ日記
少し長いあとがき かっこいい女に呪われて
- - -