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怖い本と楽しい本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1998〜2004
怖い本と楽しい本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1998〜2004
丸谷才一 池澤夏樹
豪華執筆陣による達意の名書評が1冊に。本書は、1998〜2004年の書評を収録。書評者が選ぶ「この3冊」なども掲載。
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愉快な本と立派な本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1992〜1997
愉快な本と立派な本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選1992〜1997
丸谷才一  池澤夏樹
豪華執筆陣による達意の名書評が1冊に。本書は、1992〜1997年の書評を収録。書評者が選ぶ「この3冊」、私の選んだ文庫・ベスト3も掲載。
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2013年 1月号
『分厚い本と熱い本 ―毎日新聞「今週の本棚」20年名作選 2005〜2011
読書の極上羅針盤、完結編
毎日新聞社 出版局 図書編集部 大場葉子

「二度と作れない本だから。」

約一年半前、本の全体像を決める際の合い言葉がこれでした。書評数、総頁数、巻数そのどれもが毎日新聞「今週の本棚」二十周年名作選に相応しいようにと、皆で覚悟を決めました。結果、『愉快な本と立派な本』『怖い本と楽しい本』『分厚い本と熱い本』という三巻組で、二千六十一冊の本を取り上げることができました。

編集作業は春夏秋冬の長距離走に。二人の編者、丸谷才一さんと池澤夏樹さんが二十年分の新聞書評を全て再読し、驚異的な構成力で掲載分を選り抜きました。その過程は、第二巻の池澤さんによる序章「悪魔の弁護人」に詳らかに書かれています。見事なユーモアです。

第一巻の序章「三ページの書評欄の二十年」は丸谷さんの書き下ろしです。新聞社の内幕あり、同業他社との牽制あり。さらには当時の書評文化の内外事情も描かれていて、これを読めば、たとえ毎日新聞を一度も手にしたことのない人でも毎日通≠ノなれ、しかも「日本の書評文化の成り立ち」を見晴るかすことができるでしょう。特に最終頁のくだりは何度読んでも目頭が熱くなります。

三巻のタイトルは全て池澤君にまかせます、彼はとてもうまいからね。和田(誠)さんの絵をふんだんに入れるように。巻末の索引はよろしく頼むよ。最終巻は総索引にしましょう─こうした丸谷さんの朗らかで的確な指示がこの本の基調低音になっていますが、そこに収まる当代随一の執筆陣による書評群も、一つひとつが掌篇の如く。ゆっくり味わえば味わうほど、読み手の方々それぞれの新たな春夏秋冬になること間違いありません。

こうして第三巻を刊行した今、かつての合い言葉が不思議な余韻で響きます。タイトルが決まり、最終選考も整い、ゲラチェック最中での丸谷才一さんの他界でした。三巻組の書評名作選は、こうして生まれました。

(日販発行:月刊「新刊展望」2013年1月号より)

今月の作品

分厚い本と熱い本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選 2005〜2011
丸谷才一 池澤夏樹
豪華執筆陣による達意の名書評が1冊に。毎日新聞書評欄「今週の本棚」20周年を記念し、3巻本で刊行。本書は、2005〜2011年の書評を収録。7年分の名著名書評、第1巻から第3巻までの総索引が1冊に。
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新刊展望 1月号
新刊展望 1月号
【今月の主な内容】
[まえがき あとがき] 東川篤哉 カブってた話
[特集] 新島八重の物語 藤本ひとみ/鳥越 碧
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オススメ商品

快楽としての読書 日本篇
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丸谷才一
丸谷書評は、読むに価する本の魅力を、普通の読者に向けてすっきりと語る。ジャンルを超えた最高必読の本を推薦する文庫オリジナル第一弾。
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快楽としてのミステリー
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丸谷才一
探偵小説を愛読して半世紀。ミステリーの楽しみを自在に語る待望のオリジナル文庫。ミステリー批評の名作として名高い『深夜の散歩』から最新の書評まで。あっと驚く斬新華麗な名篇揃い。
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