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- 「間にある都市」の思想
-
拡散する生活域のデザイン
文化とまちづくり叢書
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2017年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784880654355
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[BOOKデータベースより]
地域計画、都市計画、都市デザイン、ランドスケープ・デザインなどの技芸を総動員し、現場からどう取り組んだらよいのか。
第1章 人類の大半が暮らす生活空間―特徴がなく名前の付けようもない空間(国際的な現象である「間にある都市」;古い都市の神話が私たちの視野を遮っている ほか)
[日販商品データベースより]第2章 「間にある都市」とは(「間にある都市」の全体像と疑問点;文化と政治の領域での都市の解体 ほか)
第3章 日常生活空間の構成(「システム」と「アゴラ」の葛藤;日常生活がばらばらに分化される ほか)
第4章 デザインの焦点となる「間にある都市」(文化の解釈とデザインに対するアプローチ;美しいものと美しくないもの ほか)
第5章 新しい形の広域計画の展望(「間にある都市」の発展のための概念モデル;広域レベルにおける行政改革の必要性 ほか)
大都市、中小の都市が規模に応じて機能分担をし、ネットワークをつくる。中心部と郊外がありその狭間に農地や山林が介在する。このような歴史的に形成されてきた都市のイメージが崩れ中心部はシャッター街、自動車の利用が街を拡散し、郊外を貫く幹線道路沿いに都市機能が展開する現在、人口減少と進む高齢化から「都市をたたむ」ことが差し迫った課題となっている。
技術革新により、産業構造もライフスタイルも大きく変化し、従来の認識の枠組みでは、現代の広域生活圏を捉えきれなくなり、そのため質を高めることもできなくなってきている。本書はドイツの豊富な都市計画の事例を基に、今までとはまったく違った広域空間イメージ、 Zwischenstadt (間にある都市)という概念により、この事態に対応し、空間デザインに焦点を当てることによって、新しい広域計画、地区の計画の可能性を引き出す。