- 実存と構造
-
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2011年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087206104
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 無意識という物語
-
価格:5,060円(本体4,600円+税)
【2014年05月発売】
- 山の文芸誌「アルプ」と串田孫一
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2014年11月発売】
[BOOKデータベースより]
二十世紀を代表する二つの思想―実存主義と構造主義。この「実存」と「構造」という概念は、実は表裏の関係にあり、人生に指針を与え、困難な時代を生きるための思考モデルでもある。同時代的に実存主義と構造主義の流れを体験してきた作家が、さまざまな具体例、文学作品等を示しつつ、今こそ必要な「実存」と「構造」という考え方について、新たな視点で論じていく。
第1章 実存という重荷を負って生きる(宇宙の秘密に触れた医学生;「それでも地球は動く」と実存はつぶやく ほか)
[日販商品データベースより]第2章 実存を包み込む国家という概念(近代哲学は民衆を救えるか;国家を支える人倫という概念 ほか)
第3章 隠された「構造」の発見(構造は目には見えない;隠された構造があらわになる ほか)
第4章 実存から構造へ―大江健三郎の場合(日本における実存主義文学;私小説は実存主義文学の宝庫 ほか)
第5章 実存から構造へ―中上健次の場合(戦後生まれの文学が始まる;転機となったフォークナーとの出会い ほか)
20世紀を代表する思想、実存主義と構造主義。表裏の関係にある両者を、人生に指針を与える思考モデルとして読み解く。サルトルやレヴィ=ストロース、大江健三郎や中上健次を論じつつ、生きるヒントを提示する書。