この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 吉田満戦艦大和学徒兵の五十六年
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2018年04月発売】
- 第七師団と戦争の時代
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2021年08月発売】
- 帝国大学の朝鮮人
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2021年04月発売】
- 小さきものの近代 2
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2024年02月発売】
- 日本本土防空戦
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2022年09月発売】
[BOOKデータベースより]
安重根、乃木希典、水野廣徳、肅親王、川島芳子、石原莞爾―。旅順から近代日本はいかに見えたか?旅順をめぐる、もうひとつの物語。
第1章 仰ぎ見る表忠塔
[日販商品データベースより]第2章 水雷艇の旅順海戦
第3章 日露戦後の癈兵
第4章 アカシヤの街
第5章 日本海海戦から西部戦線へ
第6章 軍縮の時代の「日露戦争」
第7章 鎮遠町十番地
第8章 石原莞爾と水野廣徳の日米戦争
第9章 旅順にまつられた皇祖神
第10章 ソ連軍の進駐から撤退まで
旅順は帝国日本の「聖地」であった。
1939年に旅順市役所が発行した旅順案内の小冊子の名はまさに、「聖地旅順」である。なぜ旅順は聖地なのか。
それは言うまでもなく、陸軍の旅順攻略が日露戦争の勝利へとつながっていくからだ。だが、旅順戦蹟の案内書が数多く出版され、「巡礼」の地となったのは、昭和になってからのことである。つまり、30年あまりの年月を経て、旅順の聖地化が進んだのである。
実は、聖地となる前、旅順はなかば忘れられていた時期がある。帝国日本の植民地経営の中心は大連、そして新京(長春)に移ったからである。この忘却と、聖地としての復活、そして戦後の冷戦下の旅順について本書では見ていく。
とりわけ旅順にとっては、1931年の満洲事変と、翌年の満洲国建国が画期となった。
安重根、乃木希典、水野廣徳、肅親王、川島芳子、石原莞爾――。旅順から近代日本はいかに見えたか? 旅順をめぐる、もうひとつの物語。ロングセラー『第七師団と戦争の時代』の著者渾身の書き下ろし。貴重な図版多数。