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- 農村青年の文学
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昭和初期の農村アマチュア作家と宮沢賢治
ひつじ研究叢書(文学編) 16
- 価格
- 7,920円(本体7,200円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784823412097
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【2019年12月発売】
[BOOKデータベースより]
昭和初期の農村アマチュア作家と宮沢賢治。
第1部 農村青年の文化活動(岩手県における経済的・教育的な階層とその役割;岩手の教員による教育論―新教育運動と「農民芸術概論綱要」;農学校教師の詩―『春と修羅 第三集』と気象学;農民の詩―『春と修羅 第三集』と渋谷定輔『野良に叫ぶ』)
[日販商品データベースより]第2部 中央文壇との関係(文壇における農民文学論争;農民文学論争と「農民芸術概論綱要」の関係;『赤い鳥』と『注文の多い料理店』の擬人化表現)
第3部 産業組合の文化運動との関わり(産業組合における思想的・文化的展開;産業組合に惹かれた作家―賀川豊彦・平塚らいてう・宮沢賢治;農村青年の希望―賀川豊彦「乳と蜜の流るゝ郷」と『家の光』 ほか)
主体的な農村文学
本書は、農民文学および産業組合という観点から、1920-30年代に農村の人々が地域や個人を主体とした独自の文化を生んだことを明らかにする。宮沢賢治を中心に地方のアマチュア作家や投書家の表現、および産業組合の関連から賀川豊彦や平塚らいてうを扱った。農村の人々のなかには、仕事や雑事に明け暮れる日々のなかで、頭をひねって原稿用紙に向かった人がいた。本書は、彼らの表現が地域の暮らしから生まれたことを、浮かび上がらせようとする。