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[BOOKデータベースより]
私たちの先人が培った社会学的想像力とはいかなるものか?戦後日本の社会学者たちは、人びとの意識をどう捉えたのか。一人ひとりの社会学者と対話し、ゆたかな知的水脈を描き出す。
1(清水幾太郎―生きるという闘い;日高六郎―戦後社会を切り拓く知;城戸浩太郎―計量社会意識論の水源;見田宗介―「人間の解放」とはなにか)
[日販商品データベースより]2(南博―「社会心理史」という未完のプロジェクト;加藤秀俊―中間文化論の全域化;副田義也―社会学的肖像画を描く職人の軌跡;きだみのる―にっぽん部落のエスノグラフィー)
3(有賀喜左衛門―主従関係とモラル;中野卓―社会学的調査に“生きた人間”を求めて;盛岡清美―ライフの社会学へ;天野正子―つきあいの社会学)
4(鶴見和子―ふたつの言葉のあいだに;鶴見俊輔―「まちがい」の世界を生きることの社会学;作田啓一―生きる希望の探求;井上俊―文化社会学の形式と美学)
学問の水脈をたどり,戦後社会を彩り学問のかたちを作り上げてきた先人たちの姿を詳らかにする。偉大な学究からわれわれの手に継承すべき美点とはなにか。われわれがこの先に成すべきはいかなることなのか。日本社会学の自己イメージを更新する。