ゲスト さん (ログイン)
ゴールデンウイークの営業についてのご案内
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実
原爆文学と戦後文化運動 鹿ヶ谷叢書 001
琥珀書房 八木書店 川口隆行
点
第1部 サークル運動論(『われらの詩』における詩作品―その詩学と政治学;『われらの詩』から『われらのうた』へ―被爆地広島のサークル詩誌の軌跡;動物たちの原爆文学―『原爆詩集』試論;四國五郎と辻詩―シベリア収容所の民主運動と被爆地広島のサークル運動;『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ―東アジア冷戦の狭間から)第2部 復興批判論(朝鮮戦争と民衆の自画像―山代巴「或るとむらい」論;「声」を拾い集め、編み直す―被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』;カタストロフィと日常の交差―田中清子の手記(『原爆の子』)を読む;復興する街を書き直す―大田洋子『夕凪の街と人と』論)
蓄積の進んだ1950年代研究との対話を経て、著者が約10年をかけて編んだ研究書。本書は、一九五〇年代広島における原爆文学と戦後文化運動という二つの領域の重なりに向き合い、そこに見出される表現と運動の歴史的経験を明らかにし、今日的な意義を問う。本書の扱う時代や地域は限定的である。だが、朝鮮戦争という「熱戦」から文字通りの冷戦へと移行し、経済原理が浸透する高度経済成長期以降に忘却された歴史的経験の一端を明らかにするだろう。そしてそれは、ポスト冷戦の時代を生きる「私たち」をいまだ拘束する力のありようを見定める作業にほかならない。様々な分断が生み出す固定概念やイメージを乗り越える越境的な想像力を思考すること。「広島」が真に普遍的な意味での「ヒロシマ」になる道のりはそこにこそある。(「はじめに」より)
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
第1部 サークル運動論(『われらの詩』における詩作品―その詩学と政治学;『われらの詩』から『われらのうた』へ―被爆地広島のサークル詩誌の軌跡;動物たちの原爆文学―『原爆詩集』試論;四國五郎と辻詩―シベリア収容所の民主運動と被爆地広島のサークル運動;『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ―東アジア冷戦の狭間から)
[日販商品データベースより]第2部 復興批判論(朝鮮戦争と民衆の自画像―山代巴「或るとむらい」論;「声」を拾い集め、編み直す―被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』;カタストロフィと日常の交差―田中清子の手記(『原爆の子』)を読む;復興する街を書き直す―大田洋子『夕凪の街と人と』論)
蓄積の進んだ1950年代研究との対話を経て、著者が約10年をかけて編んだ研究書。
本書は、一九五〇年代広島における原爆文学と戦後文化運動という二つの領域の重なりに向き合い、そこに見出される表現と運動の歴史的経験を明らかにし、今日的な意義を問う。
本書の扱う時代や地域は限定的である。だが、朝鮮戦争という「熱戦」から文字通りの冷戦へと移行し、経済原理が浸透する高度経済成長期以降に忘却された歴史的経験の一端を明らかにするだろう。
そしてそれは、ポスト冷戦の時代を生きる「私たち」をいまだ拘束する力のありようを見定める作業にほかならない。様々な分断が生み出す固定概念やイメージを乗り越える越境的な想像力を思考すること。
「広島」が真に普遍的な意味での「ヒロシマ」になる道のりはそこにこそある。(「はじめに」より)