- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。そして、ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
特別寄稿 怪異とミステリ―その面白さの類似と相違について
第1部 「怪異」と「ミステリ」の遭遇(歌舞伎と探偵小説―『東海道四谷怪談』とその変容;怪異と謎解き、そして郷愁―岡本綺堂の探偵小説作法;イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学―A・ブラックウッドと芥川龍之介を中心に ほか)
第2部 「怪異」と「ミステリ」の交差(「怪談」以上「探偵小説」未満の世界―江戸川乱歩の「幻想怪奇の小説」について;脳内に現象する怪異―海野十三・夢野久作・蘭郁二郎;“侵食”する“死者”たち―久生十蘭「死亡通知」における空襲と“怪異” ほか)
第3部 「怪異」と「ミステリ」の融合(家霊を脱構築する女―小野不由美『残穢』の“転居”と戸川昌子「大いなる幻影」の“賃貸”;館という幻想―綾辻行人『暗黒館の殺人』における自己の揺らぎ;妖怪の「理」/ミステリの「檻」京極夏彦「百鬼夜行」シリーズは何を「祓った」のか ほか)
江戸川乱歩、横溝正史、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- いろはうた
-
価格:1,243円(本体1,130円+税)
【2009年03月発売】
- 土左日記を読みなおす
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2018年05月発売】
- 徒然草抜書 新版
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2020年10月発売】
- みそひと文字の抒情詩 新装版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2012年08月発売】
- 仙覚『萬葉集註釈』被注萬葉集歌一覧・被注語句索引
-
価格:9,350円(本体8,500円+税)
【2020年01月発売】