時代の一面 改版

東郷茂徳大戦外交の手記
中公文庫　とー２ー２

中央公論新社
東郷茂徳　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2021年07月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784122070905

内容情報

[BOOKデータベースより]

太平洋戦争の開戦阻止に渾身の努力を続けた東条内閣時代、戦争終結をめぐり阿南陸相と激論をたたかわせた鈴木内閣時代、開戦と終戦という二度の決定的局面で外務大臣を務めた著者が、外交官に任官した第一次大戦勃発の頃より第二次大戦終結に至るまで、自ら直接見聞し、関与した事件・諸問題等について克明に綴った第一級の外交記録である。

第１部　第一次大戦より第二次大戦まで（奉天在勤時代（第一次世界戦争勃発と日支交渉）；瑞西在勤時代（第一次世界戦争中期より独逸帝国崩壊に至るまで）；第一次伯林時代（対独媾和前後）　ほか）
第２部　太平洋戦争勃発まで（第一次外務大臣就任；日米交渉の経過；日米交渉の歴史的背景　ほか）
第３部　太平洋戦争勃発後（宣戦直後；対東亜政策および大東亜省問題；一九四二年九月より一九四五年四月までの戦局および考察　ほか）

[日販商品データベースより]

太平洋戦争の開戦防止に渾身の努力を続けた東条内閣時代、戦争終結をめぐって阿南陸相と激論をたたかわせた鈴木内閣時代、著者は、奇しくも開戦と終戦という、決定的局面で2度にわたって外務大臣を務めた。本書は、外交官に任官した第一次大戦勃発の頃より第二次大戦終末に至るまで、みずから直接見聞し、また関与した事件・諸問題等について克明に綴った。第一級の外交記録である。明治の外交官、陸奥宗光の「蹇蹇録」に比肩する、昭和外交史の名著。