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[BOOKデータベースより]
事実の忠実なる記録であらねばならない、一行の嘘をも書くまい―。一九四四年九月、三十三歳で横須賀海兵団に入団してから四五年八月に復員するまでの日記を、作家は上官の目を盗み、小さな手帳に書き付けた。それを基に自ら詳細な註釈と補遺を付し、当時の書簡を収めた、敗戦間近の海軍の貴重なドキュメント。初文庫化。
昭和十九年(一九四四年)九月十四日‐十二月二十九日(応召、入団;一一〇分隊;一〇〇分隊(機関科教場))
[日販商品データベースより]昭和二十年(一九四五年)一月一日‐八月二十四日(一等兵進級;横須賀海軍病院;湯河原分院;田浦山砲台;団内病室;保健分隊;敗戦、復員)
「戦争さえなければ軍隊に行くはずのなかった弱兵の多くが、粗食と重労働の中で殴られ、蹴られ、打ちたたかれたあげく病んで声もなく犬死にしていった。そういう有様を、私は声をおさえて忠実に書きとめたつもりである」(序文より)
一九四四年九月、三十三歳で横須賀海兵団に入団してから四五年八月に復員するまでの日記を、作家は上官の目を盗み、小さな手帳に書き付けた。それを基に自ら詳細な註釈と補遺を付し、当時の書簡を収録した、敗戦間近の海軍の貴重なドキュメント。初文庫化。〈解説〉平山周吉
【目次より
】
昭和十九年 (九月十四日〜十二月二十九日)
応召、入団
一一〇分隊
一〇〇分隊(機関科教場)
昭和二十年 (一月一日〜八月二十四日)
一等兵進級
横須賀海軍病院
湯河原分院
田浦山砲台
団内病室
保健分隊
敗戦、復員