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[BOOKデータベースより]
アメリカを考えることは、「私たち」を考えることだ。デューイという「集合知」を通して、アメリカ知識人の社会批評をたどる。
導入 ジョン・デューイはどうして宗教哲学者なのか
[日販商品データベースより]序論 A Common Faithはなぜそう呼ばれるか―共同性、想像力、歴史
第1部 近代アメリカにおける消費・政治・宗教(近代アメリカにおける大衆消費社会の生成と構造;「リベラリズムは豚を焼くために納屋を焼いてしまった」―リップマンとデューイの先入見論;不安定な覚醒者たちの連帯―憂鬱、科学的方法、レトリック;介入する部外者たちの重なり合う関心―二つの公私概念と公私の境界設定をめぐって)
第2部 信仰と想像力の哲学(創造的想像力と自然化されたロマン主義―心理学から宗教学へ;消費者に自己超越は可能か―ブーアスティン、デューイ、ニーバー;画一性のディストピアを超えるための二つの戦略―A Common Faithを読むエーリッヒ・フロム;民主主義へのジェファーソン的「信仰」―政治的疎外、自然権、楽観性)
知を欲望する、地図を手にする、庭を耕す―図書館と現場を行き来する哲学
アメリカを考えることは、「私たち」を考えることだ。デューイという「集合知」を通して、アメリカ知識人たちの社会批評をたどる。
「過去を取り消せないが、未来には働きかけられる」。他者と状況から学びつつ思考したデューイは、保守的かつリベラルな未来志向の哲学を構想した。プラグマティストは近代化にどう応答したのか。大衆社会論、心理学、神学、ロマン主義、自然主義、パース、ジェイムズ、ローティなどとの線を結び、アメリカ哲学の新しい星座を描く。