エフィメラル

スペイン新古典悲劇の研究

論創社
富田広樹　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2020年03月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784846019181

内容情報

[BOOKデータベースより]

一八世紀に蜉蝣のように儚くあらわれては消えた演劇、スペイン新古典悲劇とネイションの隠れた関係性を暴き出す挑戦。

第１部　テアトロ・エフィメラル（光の世紀とネイションの迷路；新古典演劇とはなにか）
第２部　王殺しの変奏（報われざる忠誠；弑逆される王子；オルメシンダの死）
第３部　亡霊の演劇（ガスパール・メルチョール・デ・ホベリャーノス『ムヌーサの死』；ホセ・デ・カダルソ『ソラーヤ、あるいはチェルケス人たち』；イグナシオ・ロペス・デ・アヤラ『ヌマンシアの滅亡』；ニコラス・フェルナンデス・デ・モラティン『グスマン・エル・ブエノ』；ビセンテ・ガルシア・デ・ラ・ウェルタ『ラケル』）

[日販商品データベースより]

日本では研究者の層がきわめて薄い、スペイン18世紀文学に関する数少ない研究書。新古典演劇に焦点をあて、そこに秘められた演劇と国家との関係を探っていく。代表的な劇作品のテクストを紹介することで、スペイン古典演劇の入門書としての役割も果たす。