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[BOOKデータベースより]
明治維新に直面した大儒者は、西洋思想やキリスト教をどのように受け止めたのか。明治初期の大ベストセラー『西国立志編』と『自由之理』を中村自身の思想作品として読むことで、日本近代思想史に新たな照明を与える。
第1章 学問所時代における「学者」論―「興学校」の論理
[日販商品データベースより]第2章 「敬天愛人」の思想―幕末から明治へ
第3章 「上帝」の実在―『請質所聞』における諸論点
第4章 「品行」と「一新」―『西国立志編』の「文明」論
第5章 「天」と「自由」―『自由之理』の秩序構想
第6章 「天」と「教」―「教法」の多様性
本書は、明治初期の知識人として名高い中村正直について全体的な理解を試みた初の研究である。
生前は福澤諭吉と並ぶ名声を誇り、現在も高校の歴史教科書に載るほどだが、人物像は忘却の中にある。
彼の儒者としての歩みを辿りつつ、正直が、新時代にふさわしい「敬天愛人」の教説を発展させ、教育・著作に携わっていたことを示し、日本の近代化が抱えていた西洋文明と日本文化との融合、そして相克の難問を浮かび上がらせる。