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- 特攻隊員の現実
-
- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065184400
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[BOOKデータベースより]
孤独、親・恋人への思い…「神」と讃えられた特攻隊員は何を考え、亡くなっていったのか。新出史料をもとに、当時の日本人の心奥に分け入る一冊。生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ若者たち。戦局挽回、国民の士気高揚を目的に「一億総特攻」を打ち出す軍上層部、メディア。国民は特攻、そして特攻隊員をどう見ていたのか。前線、銃後の人びとの生の声をもとに、特攻を再現する。
特攻はなぜ始められたか
[日販商品データベースより]第1部 特攻隊員の現実(フィリピン戦の特攻隊員;沖縄戦の特攻隊員)
第2部 一般国民と特攻(国民は特攻をどう見ていたのか;沖縄戦から降伏へ)
特攻隊員と戦後
生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ20代以下の若者たち。
「神」と讃えられた彼らは何を考え、亡くなっていったのか――。
「故郷へ一度帰りたかった」
「われもまた彼女を愛す。しかれども、わが未来はあまりに短し」
「我等は単に新聞を賑わす為に働くに非ず」
「戦果は誰が確認してくれるのだ」
「中緯どのは神様なのですから」
「人生二十何年を『体当り』するために生きて来たわけだ」
「特攻隊は各人の発意に依るものでなく命令だそうだ」
「私達がこれ程迄一所懸命にやっても、未だ飛行機が足りないのですか」
「科学の力は特攻も対抗し得ず」
特攻隊員の心情は?
軍上層部やメディアはなぜ特攻を進めたのか?
特攻隊員らによっておこなわれる戦争を、国民はどう見ていたのか?
前線、銃後の人びとの生の声から当時の日本人の心奥に分け入る一冊!