- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 座右の銘はない
-
あそび人学者の自叙伝
日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
石毛直道- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784532176693
[BOOKデータベースより]
自分が「おもろい」を追求、「食文化」のパイオニアに。学術探検・民族資料収集で辺境の地を駆け巡り、世界各地の生活や文化を考えていくと、人々がなにをどのように食べているか、が主たる研究分野になっていた。
第1章 なんでも食べる考古学少年(教育者の家系;空襲 ほか)
第2章 京大探検部から人文研へ(卒業論文;京大探検部 ほか)
第3章 万博から民博へ(万博収集団;比較文化研究 ほか)
第4章 食を文化として研究する(共同研究;食の文化シンポジウムとフォーラム ほか)
第5章 座右の銘はない(小松左京さん;上方落語 ほか)
ニシキヘビ、コブラ、ワニ、シマウマ、ラクダ、オオサンショウウオ、シロアリ、セミ、イモムシ、寄生虫やウイルスの心配のあるブタの生き血……これ、著者の石毛さんが80年を越える人生で食べたもののほんの一部。 悪食研究ではない。ところ変われば“ごちそう”を食べる、太平洋やアフリカなど辺境の地のフィールドワークの一環。文化人類学者として「食文化」をひとつの学問分野として認知させた業績の一端は日清食品の「カップヌードルミュージアム」に展示されている「麺の系譜図」などで目にすることができる。 考古学から出発し、京都大学探検部を経て文化人類学に方向転換、京大人文科学研究所の巨頭・今西錦司、梅棹忠雄の山脈に連なり、食だけでなく住居、信仰、衣料、性愛、遊びまで、世界をまたにかけ渉猟してきた研究者人生は、1970年の大阪万博に積極的にかかわり、国立民族学博物館(民博)の設立から主導的な役割を果たしてきた。 「人生の予定路線などつくらずに、その時ときどきの『おもろい』ことにうつつを抜かし、寄り道だらけで、何処へいくのか、自分でもわからない人生の時を過ごすのも悪くない」と本書で綴る石毛さんは、味の素や日清食品など日本の大手食品メーカーや日本酒造組合中央会など業界団体も巻き込み、その食文化研究はやがて既存の学問を越えていった。 京大と関西が優雅で華やかだった時代の空気も漂わせる自叙伝は、日本人の食の歴史を辿る、興味深い内容です。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 道草を食いながら
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2022年09月発売】