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- 【図書館版】名作裁判 あの犯人をどう裁く?
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10代からのいちばんやさしい裁判入門!
ポプラ選書 未来へのトビラ File No.009
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2019年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784591160961
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[BOOKデータベースより]
『異邦人』『模倣犯』『羊たちの沈黙』『悪人』など、犯罪をテーマにした名作たち。そこに登場する犯罪者たちが、現実世界で裁判にかけられたとしたら?本書では、元裁判官が15の文学・映画を題材に、実際に判決を下していく。人が人を裁くとはどういうことなのか。意外と知らない刑事裁判の世界へ、ようこそ!
ドストエフスキー『罪と罰』―ラスコーリニコフを裁く
[日販商品データベースより]ロバート・ワイズ『ウエスト・サイド物語』―「ふつうの殺人」とは何か
ジョージ・スティーヴンス『陽のあたる場所』―湖上のボート転覆は事故か偽装殺人か
カミュ『異邦人』―「太陽のせい」で人を殺したら、果たして…
ルネ・クレマン『太陽がいっぱい』―華麗なる死体なき殺人事件の結末
ルイ・マル『死刑台のエレベーター』―アリバイなき殺人容疑と完全犯罪
ジャン=リュック・ゴダール『勝手にしやがれ』―無頼派不良の考えなしの警官殺しは死刑か
スタンダール『赤と黒』―男女関係のもつれによる殺人は軽いか重いか
フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』―マフィア、暴力団にかかわるバイオレンス殺人
アーサー・ペン『俺たちに明日はない』―未成年者の凶悪犯罪はどう裁かれるか
ジョナサン・デミ『羊たちの沈黙』―ハンニバル・レクター博士と責任能力
東野圭吾『容疑者Xの献身』―同情すべき殺人の刑罰はどこまで下がるか
宮部みゆき『模倣犯』―「決定的な一言」は本当に決定的な証拠になるか
吉田修一『悪人』―それほど悪人とは思えない凶悪犯の扱い
村上春樹『1Q84』―主人公「青豆」は死刑になる運命にあり
■10代からのいちばんやさしい裁判入門!
完全犯罪、死体なき殺人、未成年の凶悪犯罪、
マインドコントロール……あなたならどう裁く?
名作を通じて刑事裁判の本質を体感できる画期的な入門書が誕生!
Q.『容疑者Xの献身』→献身的な犯人が犯した最大の過ちとは?
Q.『罪と罰』→罪を正直に告白した青年に科せられた懲役8年の罰は妥当か?
Q.『羊たちの沈黙』→猟奇殺人者を「責任能力なし、無罪」にすることは可能か?
Q.『陽のあたる場所』→事故か殺人かの区別がつかない事件はどう裁く?
他11の事例が登場
■内容紹介
『ウエスト・サイド物語』『異邦人』『1Q84』『悪人』など、
犯罪をテーマにした古今東西の名作たち。
そこに登場する犯罪者たちが、現実の世界で裁判にかけられたとしたら?
本書では、元裁判官が15の文学・映画を題材に、実際に判決を下していく。
人が人を裁くとはどういうことなのか。
意外と知らない刑事裁判の世界へようこそ!
■森 炎(もり・ほのお)
1959年東京都生まれ。東京大学法学部卒。東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、弁護士。裁判官時代には、官民交流で民間企業に1年間出向勤務した。著書には、『死刑肯定論』『司法権力の内幕』(いずれもちくま新書)、『死刑と正義』(講談社現代新書)、『なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか』『量刑相場』(いずれも幻冬舎新書)、『裁く技術』(小学館101新書)、『裁判員のためのかみくだき刑法』(学研新書)、『教養としての冤罪論』(岩波書店)、『司法殺人』(講談社)、『虚構の法治国家』(共著、講談社)など。