戦争の時代と夏目漱石

明治維新１５０年に当たって

かもがわ出版
小森陽一（国文学）　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2018年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784780309980

内容情報

[BOOKデータベースより]

漱石は明治帝国主義とどう向き合ったのか？『満韓ところどころ』を旅し中国で戦争責任と今を考えた！

第１章　『満韓ところどころ』を読む（なぜ「韓」は書かれなかったのか；『満韓ところどころ』から見える満州経営の実相）
第２章　小説『門』と帝国主義へのまなざし（『門』における宗助と御米の物語；冒頭の日常会話に秘められた真相　ほか）
第３章　『満韓ところどころ』を旅する（日清・日露戦争と南満州鉄道；満州帝国とはなんであったか　ほか）
第４章　明治と向き合った小説家・夏目漱石（夏目漱石にとっての明治という時代；『点頭録』―漱石は第一次世界大戦をどう評価したか　ほか）
終章　明治維新１５０年に当たって漱石に学ぶ（日本国憲法によって国民は初めて主権者に；安倍政権による集団的自衛権行使の公認　ほか）