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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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人と同じでないことを恐れるな!
学生の頃、法学部の講義で、憲法や人権とは要するに「変態」を護るためのものだと聞いた記憶がある。それは、世間ではなかなかに理解・受容されにくい少数者であっても「個人として尊重される」という意味だった。それぞれポルノグラフィー、フェミニズム、クィア理論に通じた論客が性欲と社会の間に生じる摩擦の具体的な事例を題材に語り合う本書は、人権思想のひとつの帰結として現代社会に広まりつつある「ポリティカル・コレクトネス」の理念と運動を検証しながら、真に「個人として尊重される」とはどういうことかを掘り下げる人権保障論として読める。「してはならない」と「したい」の間で、私たちはどのように生きることを望むのか。人と同じでないことを恐れるな!欲望をめぐる賢人会議は「個人」をエンパワーする。
[BOOKデータベースより]
エロ、暴力、心の傷、ホラー、ゾーニング、変態、炎上、#MeToo、身体、無意識…「欲望」をテーマにこの世界を読み解けば、未来の絶望と希望が見えてくる―。哲学者×AV監督×現代美術家による衝撃の鼎談!
第1章 傷つきという快楽(少女マンガという恋愛ポルノ;SNSの柴田さんは欲望を映し出す鏡 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 あらゆる人間は変態である(『ゆらぎ荘の幽奈さん』問題をめぐって;エロティシズムと偶然性 ほか)
第3章 普通のセックスって何ですか?(#MeTooをどう考えるか;『デトロイト』と『スリー・ビルボード』 ほか)
第4章 失われた身体を求めて(ポリティカル・コレクトネスによる表象批判;変身する勇気がないと、傷つきから回復できない ほか)
終章 魂の強さということ(「ペドフィリア=絶対悪」が表すもの;未来を複数化する ほか)
エロ、暴力、心の傷、ホラー、ゾーニング、変態、炎上、#MeToo、身体、無意識……
「欲望」をテーマにこの世界を読み解けば、未来の絶望と希望が見えてくる――。
「現代人は、かつての、つまり二〇世紀までの人間から、何か深いレベルでの変化を遂げつつあるのではないか、というのが本書の仮説なのです。」―「序」より
【目次】
序
第1章 傷つきという快楽
第2章 あらゆる人間は変態である
第3章 普通のセックスって何ですか?
第4章 失われた身体を求めて
終 章 魂の強さということ