- フェイクニュース
-
新しい戦略的戦争兵器
角川新書 Kー237
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784040822440
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- フェイクとおバカの見分け方
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年03月発売】
- 動乱期を生きる
-
価格:1,122円(本体1,020円+税)
【2025年03月発売】
- 60歳からの知っておくべき地政学
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年01月発売】
- 中学校で習う歴史が教えられるほどよくわかる
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2023年08月発売】
- ITインフラのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年11月発売】
[BOOKデータベースより]
「ねつ造された報道」などというイメージとは異なり、いまや戦争兵器としての役割をも担うフェイクニュース。国家が本気でその対策を取る時代になっているにもかかわらず、日本では報じられない、その真の姿を描く。
第1章 フェイクニュースが引き起こした約十三兆円の暴落(フェイクニュースはハイブリッド戦兵器;ネット世論操作が狙う社会の四つの脆弱性 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 フェイクニュースとハイブリッド戦(フェイクニュースの定義、特徴、対策;現状のAIによる自動判別は論理的に破綻 ほか)
第3章 世界四十八カ国でネット世論操作が進行中(世界各国のネット世論操作部隊;世界のネット世論操作部隊 中国五毛党、イギリスJTRIG、トルコAK Trolls等 ほか)
第4章 アジアに拡がるネット世論操作 政権奪取からリンチまで(国内統治とナショナリズムの台頭を担うネット世論操作;インド フェイクニュースで七人がリンチ殺人 ほか)
第5章 日本におけるネット世論操作のエコシステム(日本ではどうなっているのか?;政府実行 自民党のネット組織 ほか)
「ハイブリッド戦」を理解せずにフェイクニュースを語ることはできない――。いまやネット世論操作は「産業化」している。そして、一方で日本でも進行する民主主義の危機はこの「ハイブリッド戦」への移行を意味しているのだ――。
フェイクニュースがここまで大げさな話になっていることには理由がある。ネット世論操作は近年各国が対応を進めているハイブリッド戦という新しい戦争のツールとして重要な役割を担っている。ハイブリッド戦とは兵器を用いた戦争ではなく、経済、文化。宗教、サイバー攻撃などあらゆる手段を駆使した、なんでもありの戦争を指す。この戦争に宣戦布告はなく、匿名性が高く、兵器を使った戦闘よりも重要度が高い。EU、アメリカ、ロシア、中国はすでにハイブリッド戦の態勢に移行している(あるいは、しつつある)。そのためフェイクニュース、ネット世論操作はハイブリッド戦という枠組みの中で考える必要がある。単体でフェイクニュースのことを取り上げても有効な解決策は生まれない。(略)本書ではハイブリッド戦を軸に多面的にフェイクニュース、ネット世論操作を考察したい。(「はじめに」より)