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- 自傷行為治療ガイド 第2版
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Treating selfーinjury:a practical guide second edition
金剛出版
バレント・W.ウォルシュ 松本俊彦 渋谷繭子
- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784772416214
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[BOOKデータベースより]
「自傷者はなぜ自分を傷つけてしまうのか?」その傷を通してクライエントの心を理解し、治療する。自傷治療の臨床に必要なすべてが記された包括的治療ガイド、待望の第2版!新たに八つの章が追加され大幅改訂。
1 自傷の定義と背景(自傷の定義と自殺との鑑別;自傷と自殺の関係;直接的/間接的に自分を傷つける行為の概観 ほか)
[日販商品データベースより]2 アセスメントと治療―段階的ケアモデル(治療初期の対応;自傷のアセスメント;認知と行動のアセスメント ほか)
3 特殊な主題(自傷に対する反応のマネジメント―セラピストや他の援助者のためのガイド;伝染と自傷;学校セッティングにおける自傷に対処するためのプロトコル ほか)
附録
今日,増加傾向にある自傷行為は,教育現場や医療現場でますます重要視され,治療法が広く必要とされている。
本書では,リネハンの弁証法的行動療法(Dialectical Behavioral Therapy: DBT)を踏まえた具体的な治療論が展開されている。自傷行為の定義からはじまり,初回面接,アセスメント,認知(行動)療法,家族療法,薬物療法や,トラウマ被害を持つ自傷者に対する持続曝露療法(Prolonged Exposure Treatment: PET),認知再構成(Cognitive Restructuring: CR)までがより詳細にマニュアル化した形で書かれており,また,伝染の問題,学校における自傷,矯正施設における自傷などの個別の論題も本書の特徴の一つである。臨床の合間に必要な項目のみ参照して活用でき,初学者のみならず,中級者にも自傷臨床への有益な着想が得られるだろう。
第2版からは新たに八つの章が加えられ,すべての章が更新されている。また,本版で採用されている「段階的ケアモデル」は個々のクライエントのニーズと具体的な介入方法を合致させ,最適な治療を臨床家とクライエントが決定するために役立つ。
巻末に付された「呼吸法マニュアル」も実践的であり,自傷関連サイトの紹介,権利章典なども自傷者自身の心の風景を反映しており,興味深い。
本書は,自傷行為に関するあらゆるトピックを現代的な水準で網羅し,豊富な実証的知見・臨床経験を基に,治療法をすぐに現場で生かせるよう解説した,自傷治療の臨床に携わるすべての人々にとって必読の包括的治療ガイドである。