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[BOOKデータベースより]
独立を目指すモンゴル知識人たちの苦闘。ナショナリズムとは政治的単位と文化的単位を統一しようという運動であるという観点から、文化の分野に焦点を当て、1930年代のモンゴル人のナショナリズムを研究するものである。
第1部 モンゴル知識人の誕生(モンゴル知識人ヘーシンゲーとその教育啓蒙活動;内モンゴル・ナショナリズムの文化活動―1920年代のモンゴル語出版事業を中心に)
第2部 知識人の成長と成熟(モンゴル・ナショナリズムの高揚と留学生の思想・活動―東京と北平;モンゴル知識人とナショナリズムの発展・熟成―ハーフンガー;1930年代のモンゴル・ナショナリズムにおける文化と経済―ブフヒシグとハダー;内モンゴル知識人の近代的軍事思想と日本―アスガンと郭文通)
補論 オウェン・ラティモア著『満洲に於ける蒙古民族』(1934年)について