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価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2017年11月発売】
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価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2017年11月発売】
[BOOKデータベースより]
「技術」との関わりを通じて見えてくる多くの問題。東西の文化的諸力が交差する美術・写真・文学・映像技術・インターネット等に内在する「視覚」のあり方を批判的に検討し、「見える」経験の自明性への問いを文化的歴史的な側面からアプローチ。
第1部 講演
[日販商品データベースより]第2部 展示
第3部 風景
第4部 イメージの歴史、歴史のイメージ
第5部 イメージとテクノロジー
第6部 イメージのポリティクス
何が人に、「見える」という経験を確信させるのか。
その経験の確証性はどこからくるのか……。
2015年12月、
獨協大学で開催された国際フォーラムから本書は生まれた。
人間にとって「視覚」とは何か、
視覚は人間に何をもたらしたのか、
新たな視覚技術との関わりを通じて見えてくる
新たな問題とは何か。
「見える」経験の自明性への問いを、
本書では文化的かつ歴史的側面からアプローチする。
本来ひとつの空間では多様な見え方があるはずだが、
ひとつの文化的時空間においては、特定の見方が
他の見え方を上回ることで本質的に選び出され、
自然な経験として成立している。
「視覚の専制」という視覚文化論を中心的な課題と
しつつ、それがいかにして確立され、
その後どのようなゆらぎをはらんできたのか…
視覚が全てを差し置く状況を批判的に検討する。
視覚文化論という新たな領域が見出すのは、
近代的世界観を規定した力への批判的視座である。
絵画や建築といった旧来の視覚芸術から、
映画やインターネットのような現代の視覚媒体にいたる、
「見ること」の文化を、視覚文化論という研究領域の
対象とする本書は、フォーラムに招聘された
この分野の研究者が発表したものを再録し、
視覚文化研究のさまざまな可能性について、
西洋と東洋の文化圏を横断しつつ、
視覚に関する考察を深め、「見える」という経験を
可能とさせる文化的な諸力が交差する美術、写真、文学、
映像技術、インターネットなどに内在する視覚の歴史と
そのあり方を批判的に検討するものである。