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みすず書房 エトムント・フッサール 立松弘孝
点
認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。
第1篇 客観的な形式論理学の諸構造と範囲(形式論理学の伝統から形式論理学の完全な理念への道程(命題論的分析論としての形式論理学;形式的命題論と形式数学 ほか);形式的命題論および形式的存在論としての、形式論理学の二面性についての現象学的解明(諸対象についての見方と諸判断についての見方;意味論としての命題論と真理の論理学 ほか))第2篇 形式論理学から超越論的論理学へ(論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ;超越論的‐論理学的な問題設定の最後の諸疑問、基本概念の諸問題 ほか)付論(統語法の諸形式と統語法の各素材。主要な諸形式と主要な各素材;判断の現象学的構成について。根源的‐能動的な判断作用と、その二次的な諸変様 ほか)
「近代の諸学に欠けているのは〈非常に広範ではあるが、しかし原理的に統一された意味での学問論的な諸問題と諸原理を、すべて包括する真の論理学〉つまり〈超越論的な論理学として、認識についての最も深い自己認識によって諸学の進路を照らして、諸学がそのあらゆる営為を理解しうるようにする論理学〉である」「真の論理学は〈諸学に真の学問としての可能な意味を与えるような、超越論的な諸原理のシステム〉を明示しようとしている」認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書(1928年『年報』10巻に発表)は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。待望の日本語版が、ここにようやく成った。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。
第1篇 客観的な形式論理学の諸構造と範囲(形式論理学の伝統から形式論理学の完全な理念への道程(命題論的分析論としての形式論理学;形式的命題論と形式数学 ほか);形式的命題論および形式的存在論としての、形式論理学の二面性についての現象学的解明(諸対象についての見方と諸判断についての見方;意味論としての命題論と真理の論理学 ほか))
[日販商品データベースより]第2篇 形式論理学から超越論的論理学へ(論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ;超越論的‐論理学的な問題設定の最後の諸疑問、基本概念の諸問題 ほか)
付論(統語法の諸形式と統語法の各素材。主要な諸形式と主要な各素材;判断の現象学的構成について。根源的‐能動的な判断作用と、その二次的な諸変様 ほか)
「近代の諸学に欠けているのは〈非常に広範ではあるが、しかし原理的に統一された意味での学問論的な諸問題と諸原理を、すべて包括する真の論理学〉つまり〈超越論的な論理学として、認識についての最も深い自己認識によって諸学の進路を照らして、諸学がそのあらゆる営為を理解しうるようにする論理学〉である」
「真の論理学は〈諸学に真の学問としての可能な意味を与えるような、超越論的な諸原理のシステム〉を明示しようとしている」
認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書(1928年『年報』10巻に発表)は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。待望の日本語版が、ここにようやく成った。