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[BOOKデータベースより]
“西欧ゼン”の歴史的ランドマークとなったと評された、大拙の「コロンビア大学セミナー講義」(1952〜53年)の日本語初訳を堂々一般公刊。西欧社会への禅の紹介を目途とした講義内容には、大拙の心がけた細かな配慮が垣間見られる。
講義1 禅・ブッダの体験(禅とは何か―ブッダの悟り体験と覚者への道;ブッダの体験―答えは、問いと一体になるとき訪れる ほか)
講義2 禅匠たちは存在と意識との諸問題にいかに迫ったか(自我の重圧と本来の自己;哲学は知識でなく哲学する存在に始まる ほか)
講義3 体験としての般若の直観(禅の直観―実在を全体として、また日常生活を一体として把握;禅宗史上の逸話)
講義4 悟り体験(無念―ゼロ意識;涅槃―絶対現在 ほか)