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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- ★プロ書店員レビュー★
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「外から目線」のすすめ。
2017年10月、NHKの音楽番組『SONGS』に出演した小沢健二は、「人びとの文化は町を作る」と言った。例えばお金や水が入った自動販売機。ニューヨークのブルックリンに自販機を置いたら、次の朝には丸ごとなくなっている気がするが、日本で自販機を盗む人はまずいない。そういう日本の社会は、要するに、みんなが持っている文化が作っている、と。---ある町では「ふつう」のことが“外から目線”で見ると「おかしい」。本書の著者は文化人類学者としてエチオピアのフィールドワークで得た知見を旅行記のように綴り、まずはエチオピアの「ふつう」に率直に驚く。そして日本の、私たちの「ふつう」を問い直す。人類学なんて私の生活に関係ないと思っている多くの人に薦めたい。これは「私の生活」に“外から目線”を導入して、変革の可能性を信じるための、知的な準備運動。やさしく頭をほぐしてくれる。
レビュアー:野上由人 / リブロ / 男性 / 40代
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[BOOKデータベースより]
市場、国家、社会…断絶した世界が、「つながり」を取り戻す。その可能性を、「構築人類学」という新たな学問手法で追求。強固な制度のなかにスキマをつくる力は、「うしろめたさ」にある!
第1章 経済―「商品」と「贈り物」を分けるもの
[日販商品データベースより]第2章 感情―「なに/だれ」が感じさせているのか?
第3章 関係―「社会」をつくりだす
第4章 国家―国境で囲まれた場所と「わたし」の身体
第5章 市場―自由と独占のはざまで
第6章 援助―奇妙な贈与とそのねじれ
終章 公平―すでに手にしているものを道具にして
市場、国家、社会…
断絶した世界が、「つながり」を取り戻す。
その可能性を、「構築人類学」という新たな学問手法で追求。
強固な制度のなかにスキマをつくる力は、「うしろめたさ」にある!
「批判」ではなく「再構築」をすることで、新たな時代の可能性が生まれる。
京都大学総長・山極壽一氏推薦!
世の中どこかおかしい。なんだか窮屈だ。そう感じる人は多いと思う。でも、どうしたらなにかが変わるのか、どこから手をつけたらいいのか、さっぱりわからない。国家とか、市場とか、巨大なシステムを前に、ただ立ちつくすしかないのか。(略)この本では、ぼくらの生きる世界がどうやって成り立っているのか、その見取り図を描きながら、その「もやもや」に向き合ってみようと思う。
――「はじめに」より