この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 主体的・対話的で深い学び問題解決学習入門
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2018年07月発売】
- 問題解決学習で育む「資質・能力」
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2020年08月発売】
- 主権者教育のすすめ
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2016年06月発売】
- 教育の法と制度
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2018年04月発売】
- 授業LIVE18歳からの政治参加
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2017年09月発売】
[BOOKデータベースより]
「不登校」現象とはあたかも心因性登校拒否が脱病理化されたかの如く錯覚することで現出する仮象に他ならず、「不登校」問題とはそうした仮象を現象と錯覚することにより生じる疑似問題である。思い切って言えば、私は「どの子どもにも起こりうるもの」とされ没個性化された「不登校の子ども」よりも、かつての医学論文に「症児」として出てくる「学校恐怖症」児たちの方に親しみを感じる。彼らには「分裂気質」があったり、「変り者同一性」があったりする。しかし、「不登校の子ども」には何もないのだ。
序論
1 1960年代前半における論調(誤診例としての「心因性登校拒否」;鷲見論文(1960年) ほか)
2 1960年代後半における論調(変り者同一性;日本臨床心理学会第1回大会 ほか)
3 1970年代における論調(教育相談員の論理;神経症的通学? ほか)
4 1980年代における論調(稲村事件;登校拒否心性の時代を超えた本質? ほか)
5 1990年代における論調(あも;社会学的な現象主義 ほか)
結論