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[BOOKデータベースより]
本書は、文化交渉・交易全般における「海賊行為」を綜合的に再検討することを目的とし、国際日本文化研究センターで行われた共同研究の報告書である。ここで言う「海賊行為」とは、交易路に対する私掠、著作権・複製権への侵害、公的秩序へのサボタージュ、さらには近年のサイヴァー攻撃などを含む。狭義の美術史、文化史、交易史のみならず、経済史、国際法、情報流通論などの分野の知見をも学際的に取り入れ、国際的視野から葛藤の現場を解明する。
第1部 インターネット時代の知的財産権と海賊行為(ネットの海は無法か―インターネットにおける“海賊行為”について;“ひろゆき”とは何だったのか―「2ちゃんねる」からも「ニコニコ動画」からも離れて ほか)
第2部 剽窃・贋作・模造品の遊泳術(「永仁の壼」と昭和の陶芸史―ニセモノから芸術史を再考する試み;捏造された人魚―イカサマ商売とその源泉をさぐる ほか)
第3部 「大航海時代」再考―海賊の海の歴史を再訪する(海賊史観からみた世界交易史・試論;人類の敵―グロティウスにおける海賊と航行・通商の自由 ほか)
第4部 認知か越境か?―近代国民国家体制の制度的綻びと海賊的侵犯行為と(植民地美術行政における海賊的境界侵犯―インドシナ美術学校とベトナム画家の「怪帆の術」;アントニン・レーモンドとル・コルビュジエ、建築における海賊行為―形式ではなく精神性が与えた影響についての考察 ほか)
第5部 海賊の修辞学―暗喩と交通(修辞学における西洋と日本と中国―その受容と変容をめぐって;“Immature poets imitate;mature poets steal”―テクストの/における“海賊行為”にかんする予備的考察 ほか)
航海日誌抄録―海賊商品流通の学際的・文明史的研究で行った3つの美術展